内容説明
今年の軽井沢には熊が出るという。別荘地の一角で夏を過ごす若いカップルのところにも、恐ろし気な熊が顔を出している。しかしそれ以上に奇妙な事件が軽井沢で起こった。有名な化学者が誘拐されたのだ。だがなぜか身代金の要求もなく、無傷のまま釈放された。だが、この事件は、若いふたりを襲った恐ろしい事件の序曲に過ぎなかった…。誘拐と殺人が織りなすミステリアスなサスペンス・ワールド。
著者等紹介
斎藤栄[サイトウサカエ]
『殺人の棋譜』で江戸川乱歩賞を受賞
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