永遠の知的生活―余生を豊かに生きるヒント

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408594224
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0210

目次

第1章 書斎のある生活―「読書」との出会い
第2章 記憶と忘却のはざまで―記憶こそ人生
第3章 豊かな老後の実現―老いて学ぶ
第4章 知的生活の死生観―人は必ず死ぬ…
第5章 日本人を語る―心学とカミ文明圏
終章 永遠の知的生活

著者等紹介

渡部昇一[ワタナベショウイチ]
1930年山形県生まれ。上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1955年上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大、イギリス・オックスフォード大へ留学。1994年、ミュンスター大より名誉哲学博士号を授与される。第1回正論大賞、第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞

一条真也[イチジョウシンヤ]
1963年北九州市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在、冠婚葬祭大手(株)サンレーの代表取締役社長として多忙な日々を送りながら、人間尊重思想を広めるべく「天下布礼」の旗を掲げて執筆活動にも情熱を注ぐ。2012年、「第2回孔子文化賞」を稲盛和夫氏と同時受賞。2014年には全国冠婚葬祭互助会連盟会長に就任。九州国際大学客員教授でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーユーテイン

18
現在85歳の渡部氏と、52歳の一条氏の、知的生活をテーマにした対談。渡部氏いわく、95歳まで幸せに生きれば、死の恐怖も少なく、眠るがごとき安らかな最期を迎えられる、と。また、あの世に持っていけるのは教養のみ。そして死後に復活する時には、その人が生前達し得た最高の知性と最善の肉体で生まれる、と。死後の世界の有無は確かめようがないが、「ある」と信じた方が後悔はなさそうだ。巻末に両氏の知的生活のための覚書きが紹介されているのが参考になる。両氏とも、書くことと、カラオケを挙げているのが興味深い。2015/01/12

ひと

10
知的生活をどう送るかの大部分は、読書する生活をどう築き維持していくかにつきるのかなと思う。乱読気味になっているので、渡部先生が学生に勧めてきたという幸田露伴『努力論』、ヒルティ『幸福論』、渋沢栄一『論語講義』、アレキシス・カレル『人間――この未知なるもの』、パスカル『パンセ』は再読してみよう。線を引き、書き込みながら読むというのがどうしても苦手なので、後で売るときとか考えず、面倒がらずにやってみよう。先生ならどのように過ごしたのか考えながら95歳越えを目指したい。2023/02/28

ランラン

10
年齢がいくつになっても暗記することは記憶力を強化するという説に納得。音読とともに実践しようかなと思っています。そして本を読むことで教養をつけ、強いてはそのことで美しく生きるにつながることを学びました。2020/04/05

すうさん

6
敬愛する一条真也さんと、実は私自身大学で教えてもらったことがある渡部昇一さんの対談。対談した渡部さんの自宅で、一条さんが長らく「知の巨人」と尊敬しつづけた渡部さんの書斎や読書生活を聞きながら、終始感嘆しながらの対談だった。今の一条さんの読書人生の始まりが渡部さんの著書「知的生活の方法」であっただけに、時間をこえて同軸の観をうけた。巻末に二人の知的生活のために、別々にすべきことを書きならべているが、私もこれをどこかに書き写して実践していきたいと思った。わたしもこれからの人生を知的生活で送りたいと強く願った。2014/12/26

ラーメン小池

5
この本で述べる、「永遠の知的生活」とは人生後半における読書を主体とした修養スタイルと言えよう。印象的なのは「死生観は究極の教養である」という言葉。人生の最重要テーマであり、最大の恐怖・不安でもある「死」。それを読書を軸とした修養で乗り越えようとする生き方を提言する。キリスト教の聖人曰く、人間が復活するときは、その人が生きているときに到達した最高の知性と最善の肉体を持って生まれ変わる、とのこと。老いてもなお死の寸前まで読書で知性を高められるとし、我々が「老い」を肯定的に捉えられる視点をも提供してくれる。2015/03/30

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