吉行淳之介 物書きのたしなみ

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  • サイズ B40判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408594088
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

おとなの男の小説作法と読書の極意。芥川賞作家であり、文壇屈指の小説読み巧者でもある吉行淳之介による、本好きのためのとっておきのエッセイ。

目次

1 小説の書き方(利休鼠の雨;「祭礼の日」から三十年;メモの切れ端;「皿の苺」と入れ歯;野間賞受賞の挨拶 ほか)
2 小説の鑑賞法(幾つかの「一冊の本」;「〓(ぼく)東綺譚」を読む
森茉莉「薔薇くい姫」など
田中小実昌氏を推す(第十五回谷崎賞選評)
色川武大『怪しい来客簿』推薦 ほか)

著者等紹介

吉行淳之介[ヨシユキジュンノスケ]
1924年4月13日~1994年7月26日。岡山市生まれ。1954年、「驟雨」で芥川賞を受賞。対談やエッセイの名手としても有名。女優の吉行和子、詩人・作家の吉行理恵は妹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

25
「小説の書き方」「小説の鑑賞法」の二章立て。どちらからも、学ぶべきところがたくさんあった。特に鑑賞法についての分析眼は、何度読んでも巧みである。文学世界を愛していらっしゃるのはもちろんだが、愛ゆえに文章と一体化しているようにさえ見える。完全な同化ではなく、客観性を持ちつつの同化である。このあたりのさじ加減が、読書家であり文学者だ、と思う。2014/06/15

くろまによん

11
吉行淳之介が面白いと言った本はどうしても読みたくなる。不思議なもんだ。2014/10/11

てん

3
芯の通った人やな。観察眼?とゆうか、定まってる?とゆうか。そうゆう見方なんやなって。吉行淳之介さん初読。そもそも古さを感じなかったことに驚く。2015/09/14

佑依-Yui-

3
とても新しい感覚、筆の持ち主だと驚愕した。ユーモアや気遣いが手に取って見える様なエッセイで、生前の色男っ振りが窺える。2015/04/11

ヨグ=ソトース

2
吉行淳之介の小説を読んだことはありませんが、なぜか家にあったので読んでみました。生きている限り、あふれでてくるものを小説に書かずにはいられないカタルシス型の作家。皮膚アレルギーと気管支喘息に苦しみながらも書き続ける強さ、見習いたいです。2018/03/11

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