出版社内容情報
舞台裏で渦巻く愛憎と野望。レジェンドの傑作、初文庫化!
島崎藤村の名作小説『夜明け前』が企業メセナ公演として舞台化された。
ところが千秋楽のクライマックスで主演・浜島香苗が服毒死。
警察は自殺と断定、捜査を打ち切ってしまう。
他殺の疑いを拭い去れず、弟の祐介は9年後、姉と同じ劇団に入団。
事件当時メセナを担当した宇佐美の娘・笛子の協力を得て、
かつての関係者を訪ねるが、またも悲劇が……。
初文庫化を記念し「文庫版のあとがき」を特別掲載!
内容説明
島崎藤村の名作小説『夜明け前』が企業メセナ公演として舞台化された。ところが千秋楽のクライマックスで主演・浜島香苗が服毒死。警察は自殺と断定、捜査を打ち切ってしまう。他殺の疑いを拭い去れず、弟の祐介は9年後、姉と同じ劇団に入団。事件当時メセナを担当した宇佐美の娘・笛子の協力を得て、かつての関係者を訪ねるが、またも悲劇が…。
著者等紹介
辻真先[ツジマサキ]
1932年愛知県生まれ。名古屋大学卒業。NHK勤務後、アニメや特撮の脚本家として幅広く活躍。72年『仮題・中学殺人事件』でミステリ作家としてデビュー。82年『アリスの国の殺人』が第35回日本推理作家協会賞、2009年に牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』が第9回本格ミステリ大賞を受賞。19年に第23回日本ミステリー文学大賞を受賞。20年刊行の青春×本格ミステリ『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』がミステリー小説ランキング(「このミス」「週刊文春」「ミステリが読みたい!」)でそれぞれ国内第1位を獲得、3冠に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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