実業之日本社文庫<br> カスタード

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実業之日本社文庫
カスタード

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408557021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【きっと見つかる、大切なもの。
 ――実業之日本社文庫GROWからあなたへ。】


誰もが抱える「後悔」を
奇跡で救う不思議なお弁当屋。

人生に迷ったら、ここへおいで。
ここは、あなたのための場所。

――あなたの「後悔」はなんですか?


街の片隅に佇むお弁当屋。店名は誰も知らない。
やって来るのは、心の底に厄介な「後悔」を抱えた人々。
記憶の中のトゲが抜けず日々を無為に過ごす女性、母を疎ましく思いながらもその存在に縛られる青年、捨て猫にトラウマがある女子高生……。
客に差し出されるささやかな奇跡がそっと心を救って――。
人生の迷子に寄り添う感動作。ラスト、タイトルの意味を知り落涙!

優しさを紡ぐ名手・加藤 元の真骨頂!
切なさが心に沁みる珠玉の5編は、
悔いも迷いも乗り越えて、前に進む勇気を与えてくれるはず!

内容説明

街の片隅に佇むお弁当屋。店名は誰も知らない。やって来るのは、心の底に厄介な「後悔」を抱えた人々。記憶の中のトゲが抜けず日々を無為に過ごす女性、母を疎ましく思いながらもその存在に縛られる青年、捨て猫にトラウマがある女子高生…。客に差し出されるささやかな奇跡がそっと心を救って―。人生の迷子に寄り添う感動作。ラスト、タイトルの意味を知り落涙!

著者等紹介

加藤元[カトウゲン]
神奈川県生まれ、東京育ち。日本大学芸術学部文芸学科中退。日本推理作家協会会員。2009年、『山姫抄』(講談社)で第4回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。『泣きながら、呼んだ人』(小学館)が盛岡のさわや書店が主催する「さわベス」1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

140
街の片隅に佇むお弁当屋さんを舞台にした連作短編集。訪れるのは心に後悔の念を持つお客さんたち。貯まったお店のポイントカードの引き換えにもらった不思議なおまけ。それを手にしたお客さんたちは…。地味な感じだし、涙ポロポロでもないんだけど、読んでてなんだかじんわりくる、そんな物語でした。お弁当屋さんなのに店名は「カスタード」。その訳もまた…。のり弁、唐揚げ、おにぎり、どれもシンプルで美味しそう。近所にあったら通いつめるな。ポイントカード貯まったら私にはどんなおまけがくるのだろう。2022/01/17

はる

87
小さなお弁当屋さんを舞台にした、しみじみとあたたかい短編集。心に「後悔」を抱える人たちが、この店でもらったささやかな贈り物をきっかけに前に進み出す……。温かな読後感。ただ、弁当屋さん視点のエピソードは好みが分かれるかもしれない。途中にもう数編あったらもっと良かった。不登校の女子高生とネコのエピソードが特に好き。2022/10/18

のんちゃん

61
とある坂の入り口にケーキ屋のような佇まいのお弁当屋がある。無愛想な女性が、ひとり接客にあたるが、お客さんは彼女からもらうポイントカードの景品で、自身の過去の後悔を乗り越えられることができる、そんなファンタジー要素のある連作短編集。読メ登録以前から数えて加藤元さん7冊目。書店で見つけると必ず買ってしまう作家さんのお一人。今回も市井の迷い戸惑いながら生きる人々を、愛おしく、優しく描いている。まだ机上には未読の加藤作品がある。装丁を眺めているだけで、ワクワクしてくる。2022/01/25

ぶんこ

60
見た目ケーキ屋さんのお弁当屋さんを舞台にした物語。安くて美味しいが無愛想なお店の人。そこの常連さんたちも心に後悔を抱えている。そんな常連さんのポイントカードがたまると飲み物1本がサービスされるが、人気のない飲み物は嬉しく無い。陽葵(弁当屋の娘)が見つくろう本当のおまけが、後悔を少し取り除いて前を向かせてくれる。公園で仲良くなった猫のみぃちゃんが、仔猫を産んだのをみて驚き見捨てた悠里。おまけの猫の餌でみぃちゃんがのん子として男の子の家で仔猫とともに幸せになっていることを知るのが一番ホッとしました。2022/11/01

akiᵕ̈*

55
洋食屋をやりたかった亡き母の思いを弁当屋として引き継いだ父と、またそれを引き継いだ娘を中心に"後悔”を抱えた人たちが織りなす連作短編。「おにぎり二個さん」「からあげさん」「のり弁お嬢さん」と、その人たちがお気に入りの弁当が各章のタイトルになっているのが微笑ましい。友達や家族、近しい人にこそ素直になれず、意地を張ってしまい後悔に囚われることに。でもほんの些細なきっかけがその囚われを解きほぐし、気づきを与えてくれる。ポイントが貯まるともらえる秘密の“おまけ”。おまけにはやっぱり、わくわくが詰まってるんだな♩2022/02/03

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