出版社内容情報
讃岐綾歌藩の桃太郎君に岡惚れする大店の若旦那、実は加賀藩主の御落胤!? それを利用し藩の乗っ取りを謀る勢力に若君は……。
内容説明
町娘・桃香の姿で過ごす讃岐綾歌藩の桃太郎君は、加賀藩の忍びに拉致された。女装して材木問屋の若旦那・菊之助に近づく理由を問われる。江戸留守居役が、先代藩主前田綱紀の落胤だという菊之助を利用し、藩の乗っ取りを画策しているというのだ。幕府の重職として、加賀百万石の存亡に関わる“陰謀”を暴いてほしいと懇願された桃太郎君は…。
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年、愛媛県生まれ。テレビドラマの脚本家として活躍するかたわら、柴山隆司のペンネームで書いた「露の五郎兵衛」で小説CLUB新人賞受賞。人情あふれるストーリーで幅広い人気を持つ。2016年『刀剣目利き神楽坂咲花堂』『もんなか紋三捕物帳』で第5回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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