内容説明
両替商の手代が殺された。元金座職人の彼は店で偽金を見つけ、南町奉行に相談していた。さらに勘定組頭・堀切鉄之信の元家臣も惨殺。“町娘の桃香”こと、讃岐綾歌藩の若君桃太郎は、堀切と殺しとの関わりを疑い、周辺を探る。桃香に一目惚れした材木問屋の若旦那・菊之助が、軟派な外見に似合わぬ正義感で助太刀し、暴かれた偽金騒動の真相とは!?
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年、愛媛県生まれ。テレビドラマの脚本家として活躍するかたわら、柴山隆司のペンネームで書いた「露の五郎兵衛」で小説CLUB新人賞受賞。2016年『刀剣目利き神楽坂咲花堂』『もんなか紋三捕物帳』で第5回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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