内容説明
大学生の星川裕司は童貞だ。ある朝、母・綾乃は裕司のどタイプの美少女に若返っていた。いけないと思いながらも母への思いを募らせるうち、友人の母・可南子の手ほどきを受ける。先輩・美里のアプローチもあり自信をつけた裕司だが、綾乃とはギクシャクしてしまい―。時折よぎる本当に母なのか?という疑問、そして綾乃の裕司への気持ちは…!?
著者等紹介
桜井真琴[サクライマコト]
1972年新潟県生まれ。広告会社勤務を経て、2012年「蜜指の記憶」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nishiyan
12
大学生の裕司(20)が42歳の母・綾乃が20歳の美少女に若返ったことをきっかけに怪しい関係に陥る官能文芸。友人の母・可南子(42)との筆おろし、サークルの先輩・美里からの性的なアプローチがあるが、主軸は裕司と綾乃の関係である。裕司は元々マザコンのきらいがあり、その容姿が好みだったことから綾乃に道ならぬ想いを抱き、身体を欲してしまうことに思い悩む。それはまた綾乃もしかり。二人がなかなか一線を越えないもどかしさとともに、張り巡らされた伏線がラストに思わぬ驚きを生む。再読するとまた味わい深く、切ない作品である。2020/04/12
読生
1
なるほど。 しかしそれは裏切りではないのか。 主人公にというか、読者に…。大丈夫なのかな。ジャンル違いって言われない? 主人公が年齢の割に幼く感じますが、もしかしたらそれも狙いなのかもしれません。 2023/01/30
猿山リム
0
正直バカなタイトルだなぁと手が出た感じ。 ライトノベルではないレーベルでこのタイトルだと、普通のSFの可能性もなくはないだろうけれど、官能小説かなぁと思っていたら、はたして官能小説だった。 密かに母の色気が気になっていた大学生の主人公が、タイトルのような状況に陥って・・・。 悶々とする主人公だが、官能小説らしく官能的な誘いのてが次々と押し寄せ、童貞を捨て「女」を知り、余計「女」としての母の身体が欲しくなる・・・。 調子に乗りすぎる主人公とご都合気味の展開はちょっとアレだったけど、オチはなかなか。2022/05/19