出版社内容情報
ペンギンの新しい命の誕生をめぐってアクアパークは大騒ぎに!? 水族館飼育員・由香の奮闘を描くお仕事人気シリーズ第四弾!
内容説明
水族館アクアパークの官民による共同事業化に向け作業を進めていた梶良平だが、大詰めの会議で計画は白紙撤回の危機!?一方、担当の吉崎に代わり急遽ペンギンの世話をすることになった嶋由香にも次々とトラブルが発生。動物たちの命をつなぐ飼育員の奮闘の先に奇跡は起きるのか。そして、なかなか進展しない梶と由香の恋にも変化が―?
著者等紹介
木宮条太郎[モクミヤジョウタロウ]
1965年兵庫県生まれ。金融機関勤務を経て、2005年『時は静かに戦慄く』で第6回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。16年には『水族館ガール』がドラマ化され話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
125
水族館ガール 4巻。アクアパークで今回は主にペンギンと日々悪戦苦闘する由香さん、海遊ミュージアムとアクアパークの共同事業化向け奔走悪戦苦闘する梶さん、水族館の裏側 の大変な事も知ることが出来たようで良かったですね。由香さんと梶さん二人は、ペンギンやイルカのようにストレートにはなら無いですね(笑) 2017/11/13
takaC
96
だんだんマンネリ化してきてるように思えますがこの終わり方は5に続きますよということなんだろうね。それもいいけど梶とはとっととけりをつけてもらいたい。2018/03/04
よむよむ
95
大好きな水族館だが、そのバックヤードは生き物を扱うことの苦労と忙しさと工夫で成り立っているのだと気づかされるシリーズ。今作はペンギンの飼育が興味深かった。何十羽もいるペンギンごとの摂餌記録と健康管理の飼育員の大変さはもちろんだが、ペンギンの生息地の誤った知識などに驚いた。さらにペンギンの高齢産卵や保母ペンギンなどの事例は実際にある話のようで、作中の「命ある生き物だからこそ起こる奇跡」という言葉にとても胸が熱くなった。またひとつ水族館に行く楽しみが増えた。2017/08/31
まさきち
78
シリーズ四作目。なかなか登場しないヒョロにやきもきしながらも、今作もラッコやペンギン、イルカ達についての情報やテンポいい展開で楽しませてもらいました。そしてなにより由香と梶の関係が何千歩も進んだことに大いなる喜びを感じ、満足しての読了です。2023/12/07
papako
62
続いて。今度は吉崎姐さんとペンギン。難しいよね。増えてるんだから、ペンギン達の好きにさせてやればいいのにと思わないでもない。野生動物を守る事と水族館で育てること。『守る』ってどういうことなんだろう。沖田、頭でっかちだったのが、ガツンとやられたね。人もイルカも恋なのね。さてさてもうすぐ5巻が出るらしい。次はどんな水族が登場するのかしら。2018/07/07