出版社内容情報
極寒に大地は何を隠した――? 北の大地と東京を繋ぐ謎に、下町人情探偵・小仏太郎が挑む! 人気トラベルミステリー最新刊!
内容説明
私立探偵・小仏太郎は奇妙な依頼を受けた。“予修寮”という調布の館で数人の少年少女と暮らす、謎の男に関する調査だ。寮に出入りする北海道出身の女家庭教師に小仏が目をつけ始めると、同時期に旭川付近で殺人事件が発生。殺された被害者の女もまた“予修寮”で働いていた過去が発覚し―。下町人情探偵は北へ走る!大人気トラベルミステリー。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年長野県生まれ。80年『九月の渓で』で小説宝石エンタテインメント小説大賞を受賞しデビュー。山岳推理小説の第一人者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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尾塚
13
小仏太郎シリーズ。私塾を経営する寮長を調査依頼が警視庁から。過去の経歴が全く分からず、経営資金の出処も不明で。小仏事務所のメンバーが調査開始と言ったストーリーなんですが。ベテラン作家は読ませますよね。まあ実際はこんな事は絶対なりだろうなぁと思いつつも。ついついページを捲ってしまいますよね。ストーリー重視なんでしょうね。犯行や動機、証拠もイマイチ不明なんですが、あっさり犯人が自供しちゃうんです。こういった探偵物もたまにはありですね。楽しめました。2016/02/18
Tadashi Totsuka
5
なんか、読んだあとスッキリしません。 5人も殺した人が、人助けをしていたなんて? 有名な女優さんを読んで、偽装ロケを行うのも? なんか不自然な小説です。山岳推理の第一人者としては、内容が無さすぎのお話でした。2018/08/21
あきさん
2
地元である「旭川」という文字にひかれて手に取った一冊。内容は、なんとも釈然としない部分が多いというのが正直な感想。良く知った地名がたくさん出てきて、情景が目に浮かび、それはそれで面白く読めた。2018/09/15