出版社内容情報
桜田門＝警視庁に勤める事務職員・さくらが、刑事が持ち込んだ事件の謎を次々に解いていく。安楽椅子探偵に脱力系ヒロイン誕生！
内容説明
警視庁＝通称・桜田門に勤める久米川さくらは、ドジでちょっぴり腹黒な事務職員。毎日のんびり雑用をこなしていたが、エリート刑事・元加治が持ち込んだ密室殺人の謎を鮮烈なひらめきと推理で解決して以来、事件解明に協力することに。無差別殺人、窃盗、爆破予告…数々の怪事件にさくらちゃんが挑む！ユーモアたっぷり新感覚警察ミステリー。
著者等紹介
加藤実秋［カトウミアキ］
１９６６年東京都生まれ。２００３年「インディゴの夜」で第１０回創元推理短編賞を受賞し、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チアモン
56
ライトミステリー。警視庁の定時退庁がモットーの事務職員、ちょっとふっくらしたさくらちゃん。ユルめの内容だったため、あっという間にサクサク読めた。キャラが凄く立っていて楽しく読めた。2020/06/17
えりこんぐ
40
警察ものが読みたいな〜と手に取ったけど、軽すぎたかな？^_^; キャラが濃い人ばかりなので、映像の方が楽しめそう。2016/08/07
hanchyan@連戦連勝の前には必ず負けがある
29
先日読友さんのつぶに「『え～？…だって…さくらだもん！』(笑)」とちゃちゃ入れしたんですが、昨日書店を渉猟してたらホントにあった！セレンディピティ!?って大層な(笑)。しかも加藤実秋さんだよコリャ読まいでか！っとことで速攻読了。薄い文庫・広い行間・大き目の活字(笑)なので開巻こそ軽めな方かと思ってたが、三話目で「これはもしかしたら横山さんの『○県警シリーズ』のパロディなのでは!?」と思ってからはやたら面白く読めました。主人公を取り囲む“先輩・上司・気になるアイツ”のキャラ立ちはもはやお家芸(笑)2016/02/06
coco
29
窓際部署の腹黒事務員・さくらが主人公の連作短編集6編。とても軽くあっさり。事実を積み重ねて真相に迫っていく感じではなく、ふとしたことからのヒラメキで難事件をズバズバ解決していく。さくらちゃんの上司、先輩、同期、それぞれキャラが立っていて読みやすい。2015/10/20
紅葉
22
警視庁の窓際部署 総務部業務管理課のさくらちゃんがサクッと事件を解決する６つの短編集。面白かったです♪さくらちゃんはもちろん、管理課のメンバーは個性的だし定時退社のためにスピード解決するのでどの話しも短いから気楽に読めちゃいます。そして加藤さんの本はいつも携帯の着メロが笑わしてくれるツボなんだけど今回もバッチリ♪更に今回は決め台詞やアームカバーという同じ昭和な香りぷんぷんのネタがあって好きだな～この感じ♪どうかシリーズ化してくれますように…2015/10/14
