内容説明
大阪再生のため奮闘する若き市長・櫛田勝男は、謎のコナモン料理店「馬子屋」店主・蘇我家馬子の助言のおかげで、市が抱える問題を次々解決していく。しかし、そんな友好関係から一転、市長選挙で意見対立、大阪を二分する事態に。いったい何が!?ゆるキャラ・コナモンも登場。思わず「うまい」と唸る爆笑B級グルメエンターテインメント。
著者等紹介
田中啓文[タナカヒロフミ]
1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の戦士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、ジャズミステリ短編「落下する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年『銀河帝国の弘法も筆の誤り』で第33回星雲賞日本短編部門、09年短編「渋い夢」で第62回日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
187
やっぱり、まぼろし~!でもコナモン(個人的に食べたいのはお好み焼き)を食べたいのは真実~!というわけで、シリーズ第2弾!まぼろし~に食いつく櫛田がただ者でない。なぜ、馬子屋いや馬子を毎度毎度、見つけられるのかね(笑)前作より看板のダジャレのキレもなく、イルカの出番も少ない。物足りないけど、馬子がパワーアップしてる。パワーアップしてるんだけど、物足りない!オチが弱かったせいかな。ちょっと惜しいな。2019/01/27
紫 綺
114
「こなもん屋うま子」の続編。今回のベタベタの大阪文化大喜劇はSFの要素まで加わり、何でもありの様相を呈してきた。大阪市長:橋●さんをサブキャストに展開する大阪コナモン戦争。某有名2大エンタメリゾートを筆頭にパロディ(パチモン)の大嵐!深く考え過ぎず、豪快に笑いとばすべき1冊。2015/01/30
たるき( ´ ▽ ` )ノ
107
相変わらず美味しそうなものがバンバン出てきて、食欲を刺激される(*≧∀≦*)内容は前作のほうがよかったかな。あー、コナモン食べまくりたいっ!!2015/05/24
ぶんこ
63
(こなもん)ワールドの広さ、大きさに感嘆しました。つい、お好み焼きやもんじゃ、たこ焼きしか思い浮かびませんでしたから。きちんと手をかけたホルモンを食べてみたくなりました。物語としては前作のほんわか感が薄れて、政治色が強くなったのに戸惑いました。櫛田さんの大阪を良くしたい気持ちは素敵だけれど、ちょっと強引かな。やっぱり前作の、馬子さんのお店を探せない設定が好きでした。2016/11/28
しょーくん@本棚再編中
58
★★★★★★☆☆☆☆相も変わらず馬子のキャラは強烈で、相も変わらずおいしそうな「こなもん」ばかりでした。何かしらの「こなもん」を食べないと気が済まなくなってしまいそうです。2015/07/29