内容説明
「月いくらなら承知する?」怪しい契約の裏に潜む闇。「愛人契約」の現場を目撃した水畑貴士。女に契約を持ちかけていたのは、かつての家庭教師・落合だった。突如放たれた銃弾から、咄嗟に恩師をかばった水畑は―。一方、落合の紹介で老人と契約を結んだ双葉あゆみは奇妙な「愛人生活」に困惑。老人の企みとは?女子大生・亜由美は友人の水畑、同じ名のあゆみを救うために大奮闘!表題作ほか「泣きぬれた花嫁」を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。76年『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。80年『愛妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。08年にはデビュー以来の著書が500冊を突破という金字塔を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白雪ちょこ
11
短編集全2話となっており、「泣きぬれた花嫁」に至っては、恋人同士の話だったが、 最後のオチがどうしてもモヤモヤ感が募ってしまった。 色々と布線を貼られていたのだが、それが未解決のまま終わってしまったためだろう。 もう一つの二人の「あゆみ」が出てくる話は、とても面白かった。 今回は花嫁というよりかは、恋人がテーマとなっているような気がした。 ドンファンの活躍はあまりないが、あゆみの活躍は大いにあり、満足。2022/01/16
FK
9
花嫁シリーズ第25弾。30年も続いている人気シリーズ。さらりと読めて楽しめるエンターテイメント小説でしょうか。2014/08/08
蕭白
8
お手軽な1冊でした。サクサクっと読めて、楽しい時間が過ごせました。2014/06/28
榛乃@低浮上
7
このシリーズは読んでいて爽快になります(笑)ドンファンがいるからかな…。赤川さんの作品によくあるオチだったけどやはり一日で読み切るのにはちょうど良く、面白い作品でした。2014/11/17
h1t0m1
6
花嫁シリーズ25冊目。シリーズと知りつつも初めて読みました。しかも赤川次郎さんも初めて。亜由美はコナンみたいな感じなのかな?花嫁にまつわる事件に関わってしまう女子大生。シリーズものですが、初めてでもサクッと読めました。他のお話も…読んでみたいですが沢山ありすぎますね!笑2014/10/05