内容説明
機動捜査隊浅草分駐所のベテラン刑事・辰見悟郎は、かつて捜査を担当した殺人事件の被害者の娘・大川亜由香から相談を受ける。彼女は伯父と富山県魚津での生活を始めていたが、友人が誰かにつきまとわれているのだという。その頃富山県内で起きていた、連続猟奇殺人の報道を見た辰見は胸騒ぎを感じて…機捜隊刑事の奮闘を描く、書き下ろし警察小説。
著者等紹介
鳴海章[ナルミショウ]
1958年北海道生まれ。日本大学法学部卒業。会社勤務を経て、91年に『ナイト・ダンサー』で第37回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。航空サスペンス、クライシスノベル、警察小説、時代小説など活躍のジャンルは多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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asa.com
26
浅草機動捜査隊3作目。辰見が最高の暴走を見せる!1作目に登場した初恋の女性の娘が再登場。現在富山に住む亜由香は辰見にある相談をするために上京。友だちがストーカーされていると訴えるが、何かあると勘ぐる辰見。そして、富山県で連続殺人事件が起こった!富山に向かい、亜由香を守ろうとする辰見だが、最後は大暴走!そこまで暴走しなくても富山県警と連絡を取り合えば良かったのでは…(笑)。亜由香と犯人の関係が明らかにされ、亜由香が隠していたことが切ないけどバカなことを…とも思うのです。作り込み過ぎだけど面白いは確か。2017/05/04
あや
15
シリーズものと言いながらも機動捜査隊の中の一つの話にすぎなくて、他の話と特別繋がっているわけでもなかったのが残念。でもこれ自体はとても読みやすかった。2013/10/22
尾塚
10
副題に「浅草機動捜査隊」となっているので、機動捜査隊の活躍かなと期待したら違った。所属をしているだけ。辰巳刑事は過去に付き合いのあった女性の娘からの出会いからスタート。魚津市での女性連続殺人事件。ゴムフェチの男性がイメージが浮かばなかった。魚津市の名所なんでしょうね。埋没林の話が面白そうでネットで調べちゃいました。結末は派手でシリーズぽい展開ではなかったけど。まあそれなりに楽しめた作品でした。2014/01/14
ひよこ
9
防犯カメラは凄い2017/11/05
ひろ
8
昔恋した娘が再登場してストーカー被害を相談。 その娘を守るため魚津へ。 娘の母親や生い立ちなども絡んでいて、娘は犯人のゴム男にどうして欲しかったのかだろうか。小沼に捕まえて欲しかったのか。思春期の感情は・・・・ 犯罪を犯してまで守った小沼の気持ちは・・・ 次は小町登場のようですね。2017/07/13