内容説明
OLが英会話教室で出くわした、仕事ができると噂の課長。フリーライターが取材先で知り合った、恥ずかしがり屋の大学教授。元AV女優が人生最後の旅で声をかけられた、自称英国諜報部員…。人生に行き詰まりを感じている妙齢の女性6人と、個性豊かなおじさんたち。彼らの関わりを、ほほえましく、切なく、そしてエロティックに描く。文庫オリジナル恋愛小説集。
著者等紹介
南綾子[ミナミアヤコ]
1981年愛知県生まれ。2005年「夏がおわる」で第四回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
65
う~んなんだか受け入れられない短編集。豹変するオヤジもそうだけど、それを何の抵抗もなく受け入れいたしてしまうのもなんだか現実離れすぎかと。2018/01/20
団塊シニア
44
性を前面に押し出した短編6作品、簡潔で豊かな描写であるが、どこか話の展開に無理があると感じた。2015/01/25
らむり
34
R-18出身の南綾子さんらしい切り口の、中年おじさんとの恋愛物語。おじさんがもうちょっとしおらしくしてくれると良かったけど、まあ、面白かった。2013/07/17
けいこ
28
アンソロジーで気になった南綾子さん。このタイトルと装丁はどうなの?と後ろ向きな気持ちで手に取る。結果、後ろ向きなままでページを閉じた(笑)R18文学賞の作家さんなので予想はできたけれど、私が好きな官能ではない。出てくるおじさんは普段はモテそうもないし、不思議オーラ。主人公の女の子も最初はただのおじさんと思ってるのに気付いたらHしてる。しかも、そのおじさんを好きになって、しかもしかも、最後は振られてる。そのパターンの短編集。おじさんもおじさんだが、女の子が頭が弱そうでなんの共感も無し。ごめんなさい。2020/09/13
koguma
20
初読み作家. 文章はすごく読みやすいと思うけど、なんせ話の流れがワンパターン過ぎてちょっと呆れてしまった。どういうわけかおじさんに惹かれる女の子6人の物語だけど、そのおじさんたちの一体どこに魅力を感じるのかさっぱり理解できないし共感もできず困った。毎回出てくるエッチ描写もこれでもかって位ワンパターン...あーつまらん。2017/06/21