内容説明
家賃未払いでアパートを追い出されそうになっている大伴。友人の安部と結託し、自分の飼い猫を利用して一儲けしようと企んだのだが、その驚きの手口と仰天の結末は…表題作ほか、喫茶店“フラット＆シャープ”に集うペット好きの人々が遭遇した奇妙な事件の数々。ペットも読者もハマる、仕掛け満載のユーモア・ミステリー、いきなり文庫で登場！！
著者等紹介
蒼井上鷹［アオイウエタカ］
１９６８年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て２００４年「キリング・タイム」で第２６回小説推理新人賞を受賞。翌年、「大松鮨の奇妙な客」が第５８回日本推理作家協会賞・短編部門の候補となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
81
面白かったです。ライトミステリーかと思いきや、意外としっかりとした日常系のミステリーでした。ペット好きの人たちが遭遇した奇妙な事件の数々が一癖も二癖もあるので、その仕掛けを楽しみました。2018/01/09
冴子
43
猫がつくタイトルだけで借りてきてしまい、表紙の印象から、軽い感じをイメージしてたが、案外本格的な日常のミステリーだった。喫茶店フラット&シャープに集まる人たちと動物にまつわる謎解き。「鳥の気も知らないで」が少女の知的さが可愛くて良かった。譲渡会の様子やメダカのリリースなど、動物好きならではの内容もなかなか楽しめた。2016/08/13
まるる
39
小さな喫茶店に集う人々とペット達がおりなす、リレー形式のユーモア日常ミステリー。犬、猫、亀、ムクドリなど、色んなペットが登場します。ヘビーな内容の本の息抜き丁度いい感じの一冊でした。第一話の主人公の扱いがドイヒーｗｗｗ 2015/06/10
秋製
38
短編連作集。各話其々に、必ずペットが登場する。ちょっとドタバタ感のあるコメディーのような面白さがあった。2013/08/30
tom
35
ﾀｲﾄﾙ買いしたのだけど…ちょっと思ってたのと違ったし、この題材にしては読みやすくなかった。もっと普通にほっこり話を期待してしまったけど、結構「えっ？」みたいなオチもあって、なんとなくだけど、この作者さん動物が好きでこの話書いた感じじゃない気がしてしまった。2017/12/29
