内容説明
田端にある古い銭湯の「昭和湯」の主人が旧式の柱時計を見るうちに…。飛鳥山公園の坂を上るたびに、母親の顔から「癒しの天使」となる女は…。かつての人気漫才師が、古巣の浅草にある蕎麦屋で聴いた歌謡曲は…。三十年ぶりに谷中を訪れた紙芝居屋が、千代紙を買った後に向かうのは…。現代の下町を舞台に、郷愁と恐怖が横溢する昭和レトロホラー。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大大学院中退。87年にデビュー。ホラー、幻想小説、時代小説を手がける。音楽、料理、俳句、マラソンほか多彩な知識を作風に生かし、書店員や読者から熱い支持を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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