実業之日本社文庫<br> 算数宇宙の冒険―アリスメトリック!

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実業之日本社文庫
算数宇宙の冒険―アリスメトリック!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550657
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

神秘性で知られた、東京郊外の桃山町。小学6年生の千葉空良と河邑ユーキ、紺野アランの3人組は、算術絵馬で名高い地元神社への冒険を始めた。それを機に起こる偶然の暗合―高等数学が得意な転校生の出現、担任の先生から誘われた算数宇宙杯への出場。空良たちはさらに、素数の正体、ゼータ関数の定義を経て、ファンタジックな複素数の世界へ…。数学小説の傑作。

著者等紹介

川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。テレビ局で科学技術庁、気象庁担当を経て98年『夏のロケット』でデビュー。自然科学、情報技術、金融、サッカー、育児、教育、少年少女ものなど各分野の小説を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

249
読書としてお薦めしたい作品か?あえてノーコメント。とにかく数式云々はちんぷんかんぷん。でも私はかなり夢中になってこの世界観にはまりました!『数』という存在の無限な捉え方、数学で宇宙や森羅万象を証明せんとする数学者達の果敢な挑戦のイメージが、全く理解できないまま夢想させられる浮遊感。読み心地は悪くない。凡才には端緒も掴めない天才の頭中。ピアノの黒鍵が音と音の半音を示すなら、なぜ『ミ』と『ファ』の間に黒鍵がないのか?素人には理解しがたい『調和』が世界を、宇宙を形作ってるのだろう。理解を捨て楽しみました‼️🙇2020/03/19

とも

25
★☆非常に面白くない駄作。プロット自体には全く期待していなかったので想定内だったが、せめて数学部分は楽しめると思っていた。が、全く理解できなかったのは、わたしの理解面ではなく、説明が曖昧で不足しているため。要は作家が大した理解もせずに、ただ単に「リーマン予想」という言葉を使って仕上げた、『フェルマーの最終定理』のパクリ本。2015/06/13

hnzwd

5
算数宇宙を旅すると題名に掲げ、一見取っ付きやすいζ関数の特殊解から複素平面~リーマン予想へと数学用語をなるべく使わずに解説していたと思う。ストーリーは…少年少女が世界を守る戦いに巻き込まれ、その中で成長していくというオーソドックスなもの。ちょっと駆け足になったかなという印象を持ちました。2012/03/21

しんこい

4
数式やリーマン予想は途中から「鑑賞」もおぼつかなくなりましたが、数学の不思議な世界、音楽や宇宙、物理さらに現実との関係を世界の形におとしてエンタテインメエントとして物語に仕立てる発想は感心して読みました。とはいえ数学が味わえないので、クライマックスも十分味わえていないのが残念。2014/02/15

絹恵

3
算数宇宙というのに相応しく、宇宙を漂っているような感覚でした。掴みたいのに掴めないはがゆさを覚えました。もっと知識があれば理解することが出来たのかもしれません。しかし彼ら、彼女らの冒険、行く先は見届けたいと思い、読みました。生きる中で全ての経験を覚えて行くことは出来ません。でも全ての経験が確実に自分を変化させているのだと思います。2013/04/02

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