実業之日本社文庫
もう頬づえをついてもいいですか?―映画と短歌A to Z

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550350
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0195

内容説明

AからZのアルファベットで始まる26本の映画について、歌人・枡野浩一が短歌を詠み、語る。独自の視点と率直な語り口の映画コラムは、可笑しく切なく綴られ、ときに私小説にも近づく。シネマ文字ライター・渋谷展子により字幕化された短歌と、映画や短歌に想を得て写真家・ハニーが切り取った風景とともに、スクリーンに映し出される一本の映画のように楽しめる一冊。

著者等紹介

枡野浩一[マスノコウイチ]
歌人。1968年9月23日、東京西荻窪生まれ。吉祥寺在住。広告会社勤務のコピーライター、フリーの音楽誌ライターなどを経て、1997年、オカザキマリ(おかざき真里)のイラストと組んだ短歌絵本『てのりくじら』『ドレミふぁんくしょんドロップ』(共に実業之日本社)で歌人デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

5
あとがきでかかれていた、「だれもが使うことばに、それでも自分でたどり着かなければならない」というのが、一番印象的で、刺さりました。映画評のはずなのに紹介されてる映画に全く興味をひかれない、本当に枡野氏の文章は何について書いていてもご本人についての印象しか残らない、なんとなく悔しいけど、好きなんだろうなぁと。2013/04/05

みっつ

5
短歌目当てで読んでみたけど、雰囲気ある写真と「枡野らしさ」を感じさせる映画エッセイも秀逸。2011/10/17

あくあ

2
AtoZで升野さんの短歌と映画を巡るエッセイ、八二一さんの写真、渋谷展子さんのシネマ文字のコラボ的なプロジェクトです。映画エッセイと言っても全編升野さんの離婚を巡る文章が多くて、こんなにも私生活と仕事が密接なのがアーティストなのかなぁと驚く。まあ升野さんならではなのかもしれない。私は面白く読めたけれど、こういう人との結婚生活はきびしいのかも。元妻側の言い分もわからないしなんとも言えないけれど。『あるきかたがただしくない』も読んでみたくなった。2020/02/08

gelatin

2
★★★ ちょっと盛り込み過ぎたか。本としては散漫な印象だが、枡野浩一の人となりはよくわかる。良くも悪くもふつうの人で、なんだか歌人という気がしない。歌において自分に課しているものが少ないというか。次はちゃんと歌集を読んでみたい。2013/11/13

natukoba

1
愛を歌えば歌うほど、愛から離れていくような。あまりに哀しい。奥様との離婚争議中。題はまだ仲が良き頃に2人で考えたとか。こんな題名の映画があったなー。桃井かおりさんが出ていた。歌とは関係ないところに心は連れて行かれる。苦手本。2015/01/29

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