少女たちは夜歩く

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少女たちは夜歩く

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408537306
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

城山のある町で次々起きる不穏な事件の真相は……人間の業と闇を深くえぐり心を揺さぶる、話題の気鋭が放つミステリー&ホラー。

内容説明

狂気の恋に落ちた女子高生、奇妙な絵の修復を依頼された女、不治の病に冒された男、謎のケモノと出会った少年、死んだ人間が見える女…街の中心にある城山の魔界にからめとられ、闇に彷徨う人々。悪夢を見た彼らに救いの時は訪れるのか―ミステリーからホラー、ファンタジーまで越境する魔術師・宇佐美まことの到達点!

著者等紹介

宇佐美まこと[ウサミマコト]
1957年愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞短編部門大賞を受賞しデビュー。2017年『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウッディ

367
城山が鎮座する地方都市での幻想的な出来事からなる連作集。女子高生の狂気的な恋愛を描いた最初の話は、単に暗く陰鬱な印象でしたが、すべての話を読み終えた時、この本の虜になっていました。時代や主人公が異なる物語の中で巧妙にちりばめられた伏線が回収させるのが、パズルのピースがはまっていく様な爽快感が得られ、怪奇現象が多面的に語られることで、事実として読者の心に刻まれ、恐怖感を倍増させる効果を持ったように思います。特に絵の修復中に自分に不幸をもたらす人の顔が浮かび上がってくる話はゾッとしました。面白かったです。2019/03/25

しんたろー

362
プロローグ的な話とエピローグ的な話を含めて10作の連作短編集。城山が中心の町に住む人々の「囚われた」話はダークファンタジーとして霧の中に得体の知れない何かがいるような不気味さが漂って飽きさせない。理不尽な恐怖も含まれているが、基本的にはダメな者が裁かれる勧善懲悪的な流れなので納得して読み終えた。伏線の回収はしているが、少し投げっ放しに感じる部分もある…「想像して楽しんで下さい」という事なのだろう。人物や時系列がバラバラで絡み合うので、一気読みしないと「この人は誰?コレは何だっけ?」となりそうなので要注意。2018/12/18

nobby

292
これ、むっちゃ大好物(笑)その多くの絶賛の声に何かあると身構えて目にする40頁足らずの10短編。各編とも不気味さ漂う城山や森の醸し出す雰囲気が導く結末は、なかなかダークな味わい。ただ、それだけに留まらない魅力が明かされるのは4話目辺りから!どこかで聞いた事柄や名前のリンクに気付き思わずつぶやいたのは「そういうことか!?」そこからはパズル組み立てながら、度々物語遡り結び付いて納得してニヤリ♪こんな活字でこそ楽しめる醍醐味に、また出逢えた幸せを噛み締めるばかり。最終話での答え合わせはほぼ全問正解で得意顔(笑)2019/02/07

fwhd8325

282
今年、初めて読んだ作家さんの中で、一番強烈な印象を持った作家さんです。「骨を弔う」で女性と判明して、あまり意識はしなかったけど、この作品は、女性作家だなと強く感じました。それにしても、物語の運びが巧いと思います。場所だけは動かないまま、人は巡ります。妖しい世界もあります。なんだか、足下に力が入らないような不安定さも感じます。気がつくと全く別世界に連れて行かれてしまったような感覚。やっぱり、この作家さん面白い。2018/11/20

まこみや

257
宇佐美さんの2冊目。城山に生息する奇妙な生き物を巡る連作短篇。多層な時間のなか、現実界と異界(城山の森)との狭間で、生者と死者が交錯し、不気味で幻想的な物語が次々と紡ぎ出される。“魔術師”宇佐美まことの面目躍如たる作品だ。ノッテますねぇ。2020/12/13

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