嗤う淑女

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408536637
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

“稀代の悪女”蒲生美智留。天賦の美貌と巧みな話術で、人々の人生を狂わせる!!美智留の罠に徹夜確実!?ノンストップ・ダークヒロイン・ミステリー。

著者等紹介

中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年岐阜県生まれ。2009年、「さよならドビュッシー」で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

600
中山 七里は、新作中心に読んでいる作家です。 新作の『ふたたび嗤う淑女 』を読む前に、旧作で未読の本書を読みました。悪女のポイズンにやられました。蒲生 美智留、恐るべし、続編が出るのも納得です。続いて『ふたたび嗤う淑女 』へ。2019/02/20

Yunemo

476
「美智留」という存在、作品としてのこの悪女感がたまりませんね。幼少時代の環境がその後の人生を決定する。そんな解釈たくさんありますが、現実としてあり得ることであり、尚且つ「美」を併せ持つ、状況的には悪女、魔女として選択の幅が大幅に広がってます。現実的に「美」を前面に出した悪女の価値はいつまで続くんでしょう。不思議なことに「美」を持たない悪女もたくさん実在して、何故に取り込まれてしまうんでしょう。との素朴な疑問もありながら、どこで、人を、信ずるのか、裏切れるのか、なんてことを、ちょっと胸の中に膨らませたまま。2016/04/30

ウッディ

450
モデルのような容姿と明晰な頭脳を持ち、男女を問わず憧れを抱かずにはいられない蒲生美智留。彼女の魅力に取り込まれた恭子、紗代、弘樹そして佳恵は、犯罪に手を染める。まさにダークヒロインの誕生でした。稀代の悪女でありながら、美智留が捕まらないかとドキドキしてしてしまう自分も既に彼女の魅力に取り込まれてしまっているのかもしれない。絶体絶命と思われた裁判のどんでん返しも、中山さんらしい見事な顛末でした。続編でどんな活躍をするのか楽しみなシリーズになった。面白かったです。2019/07/07

れみ

328
美しく才知に長けた女・蒲生美智留が巧みな話術で人々の人生を狂わせていくお話。最後の章で起こるであろうどんでん返しに次ぐどんでん返しは弘樹の章を読み終わった辺りで予想はしていたけど、弘樹と佳恵の事件にそういう意図があったというところにびっくりし、最後の3ページは3回くらい読んでようやく納得した^^;中山七里さんらしく人が死ぬところとかは相変わらずエグいけどなかなか面白く読めた。2015/08/30

ダイ@2019.11.2~一時休止

328
目次は湊さんっぽいって感じの各章主人公変更型で、内容は東野さんの白夜行みたい。でも最後は流石の中山さんでした。2015/02/21

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