金木犀の徴―探偵・藤森涼子の事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408536088
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

不倫調査の尾行中、ひったくりの現場に遭遇した涼子と事務所の仲間たち。犯人を捕まえ縛り上げるが、被害者の男は、警察へ届けるな、犯人を逃せと訴えた。

著者等紹介

太田忠司[オオタタダシ]
1959年愛知県名古屋市生まれ。名古屋工業大学工学部電気工学科卒業。1981年『帰郷』が星新一ショートショート・コンテストで優秀作に選ばれる。90年、『僕の殺人』刊行をきっかけに専業作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪狼

9
図書館本。これ、シリーズ物なんですね。うーん1作目から読みたかったな(笑)三作入っていたのですが、どれもごく普通に日常の中で起こりそうな話で読みやすかったです。探偵てもっと派手でハードボイルドみたいなイメージがありますが、そんなこともなくでも実際はこんな感じなのかもと思いました。面白かったです。藤森涼子シリーズ他の本も読んでみたいですね。2015/05/24

σ(-。-)

7
さくさく、気持ち良く、解決していく。浮気調査する探偵事務所の探偵って、最近、久しぶりに会った気がするな。って、作品として、ですよ。2012/10/02

おばけりんご

5
名古屋を舞台にした探偵藤森涼子が活躍する短編集。女性だけの探偵事務所って珍しいと思いますが、チームワークのいい淑女達は有能で頼りがいがありますね。シリーズ最初の方は、涼子さんが余り人を頼らないハードボイルドな雰囲気が強かったように思うのですが、巻を重ねる事で40代後半に突入した年齢もあり、人間が丸くなってきたのでしょうね。金木犀の徴が読んでいて一番切なかったですね。作者特有のハッピーエンドだけでは終わらせない姿勢があらわれていると感じました。次作が楽しみですが、長編をまた書いてほしいと個人的に願っています2012/10/22

ao

5
涼子さんのこのシリーズはとても好き。またお会い出来て嬉しいわぁ~。ダークな部分を含んであまりすっきりしないのがこの作品の持ち味ですが。夾竹桃のお話は、もうちょっとなんとかして欲しいと思ってしまった。地元ということもあって、知ってる土地が出て来るのでなんとなく親近感が湧きました。2012/10/03

nirokuya

5
名古屋を舞台にした探偵・藤森涼子シリーズ最新作!シリーズ最初から追っかけてるけど、遂に涼子さん40代後半突入。だがしかし!前作から習い始めたキックボクシングのおかげでむしろ若返ってる感じすらある。『石楠花の詞』『金木犀の徴』『夾竹桃の焔』どの作品も殺人事件がメインの謎ではなく、身近に起こりそうな謎を調べて解きほぐすミステリ。探偵事務所の面々も個性的な女性ばかり。特に李理亜さんお気に入り。2012/08/19

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