戦国女人抄おんなのみち

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408535487
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

千世、満天姫、於長、おごう、千姫ら、戦国の世の苛酷な定めに翻弄された、美しき娘たちを描く、七つの非業な「生と死」の物語。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
1941年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。週刊誌記者などを経て、85年に作家としてのデビュー作『大君の通貨』が第4回新田次郎文学賞を受賞。93年には、『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

2
佐藤雅美氏の作品は初めてなのだが、語り口は嫌いじゃないし、切り口もよく面白かった。戦国時代に生きた七人の女性を生涯を淡々と追いかけてる感じ。小説というより史伝といった方がイメージに近いか。主人公である姫の家族・兄弟・姻戚関係が丁寧にリサーチされてるのも良い。2014/06/20

pin

2
考えてたのとは全然違う内容でした。次々出てくる武将達の名前や出来事についていけず、なかなか読み進めなかった。「おんなのみち」と言いながらおんなに行くまで長い!けどだんだん面白くなってきて、学生時代からさらっと流してきたこの時代の事をもっと知りたいと思いました。男も女も文字通り命がけの時代に懸命に生きた人々は美しい。2009/08/17

白やぎさん

1
戦国時代に翻弄された姫たちの生き方をたどった、史伝的な作品。女性の視点でみると、この時代が、いかに理不尽であったかがわかる。複雑な姻戚関係もわかりやすく説明が添えてあるのが、歴史初心者にはありがたい。印象に残ったのは、秀頼の忘れ形見の娘の生き方。恨みを胸に生きていたかのかと思うと、読んでいても苦しい。それにしても、福島正則って、思った以上に冷酷非道な人。もともと好きじゃなったけど、やっぱり嫌いという思いを強くしました。2023/07/19

1
戦国乱世に翻弄されるお姫さまたちの生きざまを描いたエピソード集であります。いちおうは小説という体裁なのですが、物語というより、史料と考察をもとに彼女たちの生涯を書きつづった史伝のような感じです。細川忠隆&千世の夫婦、前野長重&於長の夫婦のエピソードの二編のみは小説らしい体裁で描かれていたのは、 彼女たちの悲劇的な運命に作者の思い入れも深かったのか、それとも題材が有名でないことへの配慮のためだったのでしょうか。史実からそれほどの逸脱はありませんが、お江の結婚歴に関する作者の解釈にはなるほどと納得。星3つ。2014/05/13

ちた

1
参考文献を引きながら史実を真面目に辿る短編で、予想してた内容とは違ったんですが面白かったです。2010/09/22

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