内容説明
北関東の県庁所在地で発生した風俗嬢殺し。事件を担当した県警本部捜査一課警部補・古城辰郎は無実の容疑者を自殺に追い込み、警察から放り出された。家族とは別居、浮気専門の調査屋に身をやつして四カ月経ったある日、ひとりの少年が、真犯人は地元暴力団北星会のチンピラだ、と訴えてきた。被害者は少年の恋人だったらしい。在職中、県警と北星会の癒着に気づき、暴力団対策担当の捜査四課・室町貴之と共に極秘調査を進めていた古城は、自分が上層部に嵌められたのではという疑念を抱く。真実を求めて街を歩く古城だったが、やがて北星会の内部抗争が勃発し、街には拭いがたい腐臭が立ちこめた…。警察と暴力団の癒着によって荒廃し、絶望に支配された街に“正義”を取り戻すため、強大な敵に対峙する元刑事の人生を賭した闘い。
著者等紹介
永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
1960年、鹿児島県生まれ。週刊誌記者、ノンフィクションライターを経て、2000年に『サイレント・ボーダー』で小説家デビュー
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感想・レビュー
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tai65
4
星3・52015/05/02
がしがし
0
ヤメデカとヤクザ。よくできてると思う。2012/09/26
ジョニー
0
読者数が少ないね。典型的な日本のハードボイルドの主人公の造形だった。2012/06/17
goodsyun
0
タバコを吸った。タバコを吸った。タバコを吸った。タバコを吸うシーが何十回と出てくる、バカノ一つ覚えのように。この人の本はもう読まない2010/11/30
鈴と空
0
これと言って好きなポイントが見つからなかったな……。殺人事件の犯人にしても古城の真意にしても、大事なことの多くは少し前に気づくように書かれてるみたいで、ハラハラもドキドキもそんなになくて。2010/07/03