奇妙な幻獣辞典

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408534275
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

海に島に空に、博物館、動物園、オフィスにもいる。身近な空間に息を潜め、不意に眼前に姿を現す―幻獣たちの触手によって、貴方は甘美な底知れぬ闇へと引きずりこまれる。ダーク・ファンタジー&ホラー作品集。十二の幻獣と恐怖遊覧。

著者等紹介

井上雅彦[イノウエマサヒコ]
1960年東京生まれ。83年に星新一ショートショートコンテストを受賞し、以降、ホラーとミステリの分野で活躍。著書に幻想短篇集『異形博覧会』、ショートショート集『綺霊』、本格推理長編『竹馬男の犯罪』など。自ら企画・監修したアンソロジー「異形コレクション」で、98年度、第19回日本SF大賞特別賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たみ

9
幻獣をテーマにした短編集。鱗族の章、飛翼の章、緑魔の章、綺獣の章の4章で、各3話、合計12話。著者が監修の異形コレクション/光文社文庫はまだ3冊しか読んでいませんが、あの怖くて醜くて美しい世界には惹かれています。本書も魅力的な幻の怪物が元気いっぱい(?)にうごめいていました。ケルピーや龍やバーサーカー、聞いたことがあるものもいれば、ヒトニグサやサルガッソーなど初めて知ったものも。霧のようにフワッと消えていくお話や、背中がゾッとする話。彼らは絶滅しない。現代にも生きている。ペリカンも怖い。2014/12/01

misaharu

3
幻獣をモチーフに綴られた短編集 かなりコアなラインナップで比較的有名どころはグレムリン、ケルピー、龍、ユニコーンあたり。オアンネスやペリカン、カトプレパスなど初めて聞く幻獣がテーマの話は挿絵があってもイマイチわからない。かなり、幻想的な表現が多く、話の結末がふわふわした話も多い。 作者の編したホラー短編集を10代後半から好んで読んでいた時期がある。現実にどっぷり浸かった今の私は幻想漬けの本作品は装飾過多で少し読みづらかった2019/05/19

鞆弥

2
再読。幻獣をテーマにした質の高い短編集。ヨーロッパ神話や伝説に登場する12種類の幻獣が、様ざまな表現方法で綴られている。日本の蝶の伝承を基にした「プシュケー」、ミステリーホラーの「カトブレパス」が好き。ラブクラフトや恩田陸など幻想系が好きな方にお勧め。2010/06/14

wm_09

2
幻想あり、ミステリ風味ありで、幻獣好きとしては非常に嬉しい本。一話に一つはさまれる挿絵がまたいい。(清)2010/02/28

らいら

1
ヒンヤリ冷たくて暗くて生々しい…怖い!でも、すごく堅苦しくて解りにくいという印象もあります。私が頭悪いだけかな(笑)2011/04/19

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