内容説明
「人生の最後に、行きたいところへ、ご案内します。」閑古鳥が鳴く小仏探偵事務所のチラシを見て訪ねてきたのは、桑畑松市と名乗る八十三歳の男性。長崎で見たいところがあると、事務所へ申し込んできたのだ。希望の観光地へ同行するが、その旅から帰った直後、桑畑ははるか北の青森・津軽半島にある龍飛崎の草むらで死体となって発見された。彼が龍飛崎へと向かった背景には女の影が…。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
長野県生まれ。昭和55年、作家デビュー。山岳ミステリー、旅情ミステリーの第一人者として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。