Joy novels
最初に探偵が死んだ

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  • サイズ 新書判/ページ数 265p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408504995
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

内野宗也は義父の作家・星野万丈の莫大な遺産を管理していた。実子のない内野は四人の養子を育てあげたが、彼らには実子同様の遺産相続の権利が認められていた。ところが、新たな養子候補が現れ、新しい遺言状が内野所有の山荘で公開されることに。それに伴う不穏な動きに捜査を開始した名探偵・笛木日出男だが、何者かに頭を殴られ、いきなり死亡…その後、内野家に降り掛かる惨劇。事件解決は誰が?犯人は誰?そして莫大な遺産は誰の手に…?あり得ない設定から繰り出される迷推理。その先に訪れる予測不能の結末とは…!?蒼井マジック炸烈、まさに著者入魂の傑作ミステリー。

著者等紹介

蒼井上鷹[アオイウエタカ]
1968年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動開始。2004年、短編「キリング・タイム」で第26回小説推理新人賞を受賞。2005年、初の短編集となる『九杯目には早すぎる』を刊行。卓抜した着想と独特のユーモアが持ち味で2005、2007年には日本推理作家協会賞・短編部門の候補に挙げられる、さらなる飛躍が期待される俊英(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あも

51
わ!ほんとに最初に死んだ!笑。のはいいとして、その後のコレ!いいの?アリなの?と思いつつ、順繰りに視点人物を変えながら割と淡々と進むストーリー。舞台は雪の山荘。下界に通じる唯一の道は吊り橋。そして当然の如く落ちる橋。携帯の電波は届かず、電話線は切断。集うのは莫大な遺産を持つ老人と、彼の養子達…とあまりにもスタンダードすぎる設定に反則過ぎるアレの存在。嫌いじゃなかったけど、ミステリとしては動機でもっと納得させてほしかった。あらあらおじいちゃん、ごはんはもう食べたでしょ?的な呆れと親しみが混じった印象の1冊。2017/03/08

はな

20
タイトル借りしたはじめましての蒼井作品。タイトル通り、本当に最初に探偵が死んでた(笑)遺産相続に陸の孤島となった山荘、そして探偵は死んじゃってるけどどーなるの?とワクワクしながら読んでみた。トリッキーな設定ながら意外にもちゃんとストーリーは進行。本人たちは真剣なんだろうけど会話に笑っちゃう。わたしはおもしろかったけど人を選ぶかもしれないなぁ。2016/11/10

Syo

12
こんなの…、 全然面白くねぇ。 最悪。2017/01/02

6
だいぶ昔に読んだので、あまり細かい部分を覚えていなかった。そのおかげで十分に楽しめた。ただ、今回読んだのは初版本だったので、誤植と大胆な乱丁に笑ってしまった。―ラストもうちょっとで終わる!と思ったら、いきなり作者やら発行者、発行年数などが書いてあるページに(笑)ページ抜けてるのかなぁと思いながら次のページをめくると物語の続きはそこにちゃんとあった(爆)2012/07/06

tei

3
面白かった! 設定もさることながら、Gとなった2人のやり取りや健二視点の文章がユニークだったと思う。と言うか、最後の方の、機械についてとか、ミステリというかSFじゃん!(笑)2014/11/01

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