Joy novels
カッサンドラの嘲笑

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408504896
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

独立した藤森涼子の許へ、身許調査の依頼が舞い込む。六十五歳になる姉の婚約者の素行を調べてほしい、というのだ。依頼主は自ら「忠告を信じてもらえないカッサンドラだ」というのだが。依頼主の姉が目の前で飛び下り自殺してしまう衝撃の事態に…。表題作ほか、現代性にとむ題材をテーマにした連作ミステリー。涼子ら、奮闘する女探偵たちの姿が、クールで熱い。

著者等紹介

太田忠司[オオタタダシ]
1959年愛知県名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。1981年、大学在学中に投稿した『帰郷』が星新一ショートショート・コンテストで優秀作に選ばれる。8年間の会社勤務を経て1990年、『僕の殺人』刊行をきっかけに専業作家となる。『新宿少年探偵団』シリーズ、『狩野俊介』シリーズ、『霞田兄妹』シリーズなど、多くの人気シリーズをもつ。緻密な謎解きのおもしろさに加え、事件の本質を自身の問題として取り組むキャラクターの魅力が、多数の読者に支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう

18
図書館本。藤森涼子シリーズ5作目の短編集。『ウンディーネの復讐』は傑作選で既読。藤森涼子探偵事務所の所長として本格的に探偵復帰の今作。今までは紅一点な感じだったけど、ここからは女性探偵たちが大活躍。甘栗くんが出てきたから、あっちのシリーズでリンクしてるんだろうなぁ。甘栗くんは未読だから読まなないと。2015/12/10

悪者みきこ

4
カサンドラと聞いたら読まないわけにはいかない。太田忠司はまあまあ好きだけどこの話はあんまり好みじゃなかったかな。晃くん出てきたのはちょっとよかった。2015/07/25

わびすけ

2
このシリーズは初めて読みました。巷でも実際にありそうなありふれた題材ですが、4人の女探偵のここぞという時のひらめきや洞察力、行動が見どころ。地味ながらも癖になりそうです。2015/09/26

へいがぁ

2
今回も派手さはありませんが、楽しめました。事務所開設編といった印象を持ちました。これからもゆっくりしたペースでも良いので、継続的に書いていって欲しいです。2015/04/18

いつみ

2
こうやって事務所としての形になっていったのね。相変わらずサクサクと読みやすいけど、所員みんながやたら切れ者で肝が座っているからか、涼子さんが頼りなく見えてちょっと不安になる。キャラ設定凝り過ぎ?扱う事件もメンタルにくるタイプが多くて甘栗くんの登場でやっと暖かくなれたよ。納得できないってだけで無報酬で調査を続けられるのは資産家の探偵ばかりで収入に無頓着だからなのかなあ、と深読みして見たり。2015/01/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/506184
  • ご注意事項