内容説明
「遊撃隊に加わるために藩主が自ら脱藩!唯一の取り潰しとなった藩とは?」「東征軍が迫るなか、藩論を佐幕に一転させてしまった勘違いとは!?」…など。明治維新、そして「藩」から「県」へと変わる激動の時代に、藩とその藩主におきた意外な出来事とその顛末を紹介する。旧幕府方、新政府方、中立藩…それぞれのお殿様が下した決断の「その後」が面白い!
目次
序章 5つのポイントでわかる江戸三百藩(幕府と藩―江戸時代の諸国を統治・運営した大名家による行政機構;支藩―相続争いの結果や御家断絶を防ぐ目的のために設けられた分家藩 ほか)
第1章 旧幕府方―武家の棟梁・徳川家を護ろうとした藩と藩主の「その後」(会津藩―斗南へ強制移住させられるも、明治の動乱のなかで挽回;桑名藩―国許の恭順を無視して、佐幕派として最後まで諸国を転戦した藩主 ほか)
第2章 新政府方―新時代を見据え、朝廷についた諸藩と藩主の「その後」(薩摩藩―藩の人材が分裂!幕藩体制解体の過程で反政府化していった西南の雄藩;長州藩―幕末に活躍した諸隊の人員整理により藩庁が包囲される事件が勃発! ほか)
第3章 中立藩―日和見?何もできず?幕朝の間で揺れた藩と藩主の「その後」(唐津藩―主戦派藩主が行方不明に!恭順派の前藩主による政権運営で革命を生き残る!;和歌山藩―津田出の大改革によって、徴兵制を全国に先駆けて実現! ほか)
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒。同大学院修了。文学博士。東京大学史料編纂所教授。1992年、『江戸お留守居役の日記』で第40回日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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