内容説明
なぜ彼女たちはリングの上で舞い続けるのか?そして彼女たちは、リングの上で何を見つけたのか?打撃系格闘技に人生を賭ける女性たち。美しい汗を煌めかせる7人+1人の物語。
目次
苦労を見せるのってカッコ悪いじゃないですか―Little Tiger
このままじゃゴミ人間になっちゃう―いつか
自分が輝けるのはムエタイのリングだけ―伊藤紗弥
強さ以外は何もいりません―松田玲奈
カッコいい女性になりたくて…―高橋藍
リングに魔物がいるって本当ですね―田嶋はる
誰にもできないことを、やり遂げたかったんです―朱里
エピローグ―佐々木仁子さんのこと
著者等紹介
高崎計三[タカサキケイゾウ]
1970年福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社で書籍・トレーディングカードなどを担当し、『船木誠勝のハイブリッド肉体改造法』などを企画・編集。(株)まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。格闘技・プロレスを中心に、ライター・編集者として活動。『蹴りたがる女子』が初の著書となる
杉博文[スギヒロフミ]
1990年デビュー。音楽誌、ファッション誌を経て、現在、格闘技専門誌、一般誌で撮影中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hannahhannah
5
キックボクサー7人と元キックボクサー1人を物語形式で取材。MMAファイターは割と知っているが、キックボクサーはほとんど知らないので新鮮だった。「犠牲にしてきたことは?」に対する各人の回答がそれぞれで、興味深かった。日々、技術と肉体を磨き、大いなる目標に向かって邁進するファイターたちに敬意を表します。2016/10/28
佐藤嘉洋
5
女子格闘家一人ひとりの物語。 全編通じて感じられたのが、皆一様に負けず嫌い。 特に「男には負けたくない」というコンプレックスを秘めている、ということ。 確かに力では、女性は男性に劣る。 しかしながら、私は女性がいなければ仕事もしないし、服も着ない。 一日中裸で部屋に寝そべって、ヨダレを垂れ流す生活をしてしまうだろう。 それでも本中に出てくる女子選手たちは、自らのコンプレックスに打ち克とうと懸命な姿を見せている。 コンプレックスは、物事の原動力になる。 劣等感を向上心に変えよう。 それは、私も同じだ。2015/08/20