じっぴコンパクト新書
日本刀と武士―その知られざる驚きの刃生(じんせい)

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408455532
  • NDC分類 756.6
  • Cコード C0221

内容説明

名刀「三日月宗近」が唯一使われたのは足利義輝、最期の時だった!!日本刀の変遷・見方・製造法など初歩的知識も身に付く!思わず話したくなる名刀に宿る58の物語!!

目次

第1章 忠義(数珠丸と日蓮―迫害の人生を支えた一振りの守護力;小龍景光と楠木正成―刀に宿る、忠義に殉じた楠公の精神 ほか)
第2章 武勇(小烏丸と平貞盛―神烏より贈られた平家の宝刀;石切の太刀と源義平―平家郎党に果敢にも立ち向かった悪源太 ほか)
第3章 悲劇(今剣と源義経―最期をともにした英雄と守り刀;鶴丸国永と北条貞時―謎に包まれた北条家重代 ほか)
第4章 怪奇(童子切安綱と源頼光―豪壮な太刀が語る鬼退治の伝説;鬼丸国綱と北条時頼―刀の精、鬼を斬り裂く ほか)
第5章 名誉(壺切御剣と藤原基経―守り刀に込められた藤原氏の繁栄;大般若長光と奥平信昌―篭城の末に得た最大の栄誉 ほか)

著者等紹介

二木謙一[フタキケンイチ]
1940年東京都生まれ。國學院大學大学院日本史学専攻博士課程修了。國學院大學名誉教授。豊島岡女子学園理事長。文学博士。『中世武家儀礼の研究』(吉川弘文館)でサントリー学芸賞を受賞。多数の風俗・時代考証も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

20
清盛とシエとかんべ等大河の考証もされていた方の著作ということで、刀剣だけではなく、その刀剣を用いた人物が活躍した時代のコラムが多くて、歴史のつまみぐいな読み物としても楽しめる。後醍醐政権の職制とかもあったし。巻末の参考文献一覧も2pに渡って、詳細に載っているので、他の本にあたるのにも便利。いい本でした。2015/05/11

ネオ

19
この本から派生していろいろ調べたくなります。語り口は優しいのに、内容はしっかりです。2016/10/22

maito/まいと

12
聞くところによると、今空前の刀剣ブームなんだとか。というわけで読んでみた一冊。万人が認める名刀からマニアックな一振りまで、刀と持ち主のエピソードがかなりの数掲載されており、これ以上無い入門本。欲を言えば、刀剣の由来や地域別刀匠一覧、時代別名刀表があるとより歴史と関連づけられたのだけど、そこまで載せると本格的になりすぎるか(苦笑)ちなみに江戸時代まで武将のメイン武装は刀ではなく槍・弓で刀(脇差し含)はサブ武装。だからこそ名刀が実戦で多用されず、コレクションや護身用として重宝されていたんだとか。2015/07/06

getsuki

7
大河ドラマの時代考証をされていた著者だけに、名刀の物語を分かりやすく解説されています。巻末の参考文献掲載もありがたい。2016/02/12

Moeko Matsuda

6
名高い刀剣とその主人との間のエピソードを紹介している一冊。刀剣に関する基礎知識などもちょこちょこ載っていて、なかなか読み応えがある。もうちょっと知りたい、というところで終わるところが知識欲を掻き立てるポイントなのかもしれない。ここから先はちょっとオフレコ、だけど、審神者の皆様にはオススメです(^ω^)2016/03/25

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