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すべてがわかる零戦入門―なぜ零戦は世界屈指の戦闘機だったのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408454771
  • NDC分類 538.7
  • Cコード C0253

内容説明

戦後70年が経とうとする今でも、日本のみならず世界中から高い評価を受けている零式艦上戦闘機(零戦)。その人気の理由は、数々の伝説に彩られた戦場における活躍にあると言えよう。第二次大戦の初期に他のライバル機を圧倒していたその性能、それらを最大限に活かした戦術…本書では零戦開発時のエピソードや、設計主任・堀越二郎、撃墜王・坂井三郎ら零戦に関わった人間たちの生き様にもスポットを当てて、歴史的名機の全貌を明らかにする。

目次

第1章 零戦のココがすごい!(エンジン―日本史上の最高傑作と称えられる零戦の心臓部;翼と機体―同世代の戦闘機を凌駕する機動性を実現した徹底した軽量化 ほか)
第2章 零戦が生まれるまで(零戦開発史1 前任機九六式艦上戦闘機―航空先進国を一気に追い抜いたメイド・イン・ジャパン;零戦開発史2 十二試艦戦計画―中島の技師たちが匙を投げ、三菱の技師たちが頭を抱えた破格の要求性能 ほか)
第3章 零戦戦記(日中戦争―重慶爆撃における航空戦で中国機を圧倒した零戦部隊;真珠湾攻撃―アメリカ太平洋艦隊に大打撃を与えた奇襲攻撃と零戦の活躍 ほか)
第4章 「ゼロ」をめぐる12人(岩本徹三―圧倒的撃墜数を誇る海軍航空隊のトップエース;坂井三郎―ベストセラー作家となった「大空のサムライ」 ほか)
第5章 零戦8番勝負(vs.F4Fワイルドキャット―守りに軸点を置く設計が奏功し、次第に零戦を凌駕した優良機;F6Fヘルキャット―日本軍機が最後まで上回ることができなかったF4Fの後継機 ほか)

著者等紹介

関賢太郎[セキケンタロウ]
軍事航空ファンサイトMASDFの管理人を長らく務める。世界を渡り歩きながら取材を重ね、サイト上にその成果を発表していたことがきっかけで、航空記者の道を歩み始めた新進気鋭の若手アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

21
最終的にはアメリカ軍の徹底的な研究とヘルキャットやマスタング等の強力な新型機の開発、日本側の改良や後継機開発の遅れで時代遅れになった零戦。しかし日本の国力を考えれば欧米と互角に渡り合う戦闘機が登場したのは良くやったな感は強い。2024/02/14

儚俣

7
各部名称、性能、開発史、開発運用に携わった人物紹介、零戦が活躍した戦場史、同時代の他国戦闘機、と読みやすくてわかりやすい。入門書としては充分楽しめた。昔から尾翼とキャノピーを繋いでる針金が疑問だったが、あれアンテナだったのね。2015/11/22

ゴジラ 芹沢

0
もう少し、零戦の部品についても言及して欲しかった。2015/09/05

doremi

0
零戦の部分だけはわかりやすくて良かったです。といっても、孫引きですけど。なので、資料の少ない照準器なんかは、ほぼスルー状態です。で、ページを埋めるために海戦やライバル機ですが、一気に雑になります。零戦の入門を読む人が、艦隊と戦隊の区別がつくとも思えません。 2013年 C0253 \762. 20132014/08/28

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