黒澤明の遺言

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408453613
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

内容説明

映画監督であり座談の名手が残した会話・手記・メモの中から生きる勇気とヒント満載の箴言集。

目次

第1章 焦土の上で 33歳~40歳(前へ前へと進んで行くばかりである。とにかく、僕は生れたばかりだ。;私は青二才が好きだ。 ほか)
第2章 豊饒 41歳~55歳(どうして人間は単純に清浄に人を愛してゆけないのか。;「羅生門がグランプリです」これで、私は冷飯を喰わされずに済んだ。 ほか)
第3章 心の奥の憂い 56歳~80歳(溝口さんの粘り強い演出で、俳優さんの方から絞り出さなきゃしょうがなくなってしまう。;アイガーのようなガシッとした映画を創りたいね。 ほか)
第4章 映画は生まれたばかり 81歳~87歳(僕はね、強者の仮面をかぶっているに過ぎないんですよね。;途中でカットを切ると芝居を中断して、感情を切ってしまう。 ほか)

著者等紹介

都築政昭[ツズキマサアキ]
評論家(映画・ロシア文学)。1934年、愛知県生まれ。日本大学芸術学部卒。NHKに入局、主に「NHK特集」「日本の美」などテレビ・ドキュメンタリーを担当。九州芸術工科大学(現・九州大学)教授、岐阜県立情報科学芸術大学院大学教授を歴任し、現在、映画およびロシア文学の評論家として著述活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2019/10/14

koji

1
黒澤明は、青二才を愛し、自然を慈しみ、本を崇拝し、笠に着た権力を憎み、理性を敬い、類稀なる気力、体力、想像力と集中力を持ち、通俗を徹底し、人を愛したヒューマニストです。その美学は極限まで練りこまれ、人を感動させました。まさに映画の神が降臨した、天の配剤でした。この本は、黒澤明の発言を右頁に、その背景、解釈、著者の感想を左頁に、88(黒澤明が亡くなった年齢と同じ)の言葉をつないでいきます。的確な言葉で分かりやすく書かれています。虫食い的に黒澤映画を観てきましたが、もう一度系統立って観ていきたいと思いました。2012/06/12

都人

0
タイトルの「遺言」は「イゲン」と読む。黒澤明の生前の対談等の発言を解説している。映画論でもない、黒澤論もない、中途半端な印象。2012/06/01

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