内容説明
少年時代から映画と共に生き「映画作家」として道なき道を切り拓いてきた大林監督がその半生と映画論を縦横に語った決定版。
目次
眠っていた山彦が目覚めて 美しい日本が戻りはじめた
第1部 二十世紀の海彦語る(ぼくの生い立ち 美しい日本人がいた尾道;個人映画の時代とCM黎明期;ぼくの映画づくり―最初の「尾道三部作」を中心に)
第2部 二十一世紀への序奏(バブル崩壊 変貌する日本のなかで)
第3部 二十一世紀の山彦語る(大分、信州山彦の映画づくり;映画づくりを教える現場から)
「おれ、また新人だ。作り出す映画がきっと変わるぞ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
8
代々医者の家系に生まれ育ち、名前には皆 彦が付く。 今から思うと本当に縛られないい楽しい環境だったんだなぁ。 間違いなくそれが彼の人となりになっている。 数々の映画談義よりも、少年時代の生い立ち篇の方が面白い。 いい大人や先生に囲まれたまさに映画や漫画のコマのようなカラフルな世界と彼の自由な好奇心が夢のように楽しい。2020/08/20
さわら
2
監督が亡くなってから、本を読んだり、映画を見たり、テレビのドキュメンタリーを見たり。 この本で、子供時代の頃が更にわかり、このようなバックグラウンドを持ったことも、監督のギフト(才能)の一つであると、納得できた。 とても面白かった。
チンズ
1
少年時代の話はとっても面白かった。これをそのまま今の時代にやっていたら今の先生たちは対応に苦慮し、問題児として片付けられてしまうかもしれない。周りの大人が寛容であったし、視野も広かったように思います。 2015/10/11
mayu
1
映画が観たくなる。^^2011/10/26
H I
0
#books 2013/07/07