内容説明
「キャリア教育」は新しい教育活動ではありません。従来の教科、道徳、特活、生活科・総合などの取り組みを生かし、子どもたちの持つ本当の力を引き出しましょう。本書は実際に小学校でキャリア教育を実践した教師たちと、実際に小学校キャリア教育の立ち上げを支援した大学教員が執筆、最初から最後まで、経験にもとづいた一冊です。
目次
第1部 小学校キャリア教育実践のためのQ&A20(ねらい;内容と方法;計画と実践)
第2部 先進7事例に学ぶ小学校キャリア教育(静岡県沼津市立原東小学校 キャリア教育の4能力領域から、従来の実践を検証―第1~6学年・生活科+総合的な学習の時間;東京都江戸川区立篠崎第三小学校 成長の実感と他者との関係から生き方を学ぶ―第1~6学年・生活科+総合的な学習の時間;富山県氷見市立一刎小学校 花壇づくりなど、縦割り集団による勤労生産的活動―第1~6学年・特別活動+学校創意活動の時間;神奈川県茅ヶ崎市立緑が浜小学校 人とのかかわりを通して、いまの自分を見つめる―第6学年・総合的な学習の時間 ほか)
著者等紹介
三村隆男[ミムラタカオ]
上越教育大学助教授。日本進路指導学会認定キャリア・カウンセラー。上越市内小学校、中学校スクール・カウンセラー、新潟大学、茨城大学非常勤講師。埼玉県の県立高等学校教員を24年間務め、進路指導主事、学年主任等として進路指導を中心とした「在り方生き方教育」を推進。2000年4月、上越教育大学講師に転じ、02年4月より現職。全国の小中高の現職教員らが2年間の研修を積む修士課程及び学部において、進路指導・キャリア教育に関する実践的な講義・演習を行っている。また、02~04年、静岡県沼津市立原東小学校において6年間一貫したキャリア教育実践の立ち上げに関わる
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