出版社内容情報
男性ファン層が激増している韓国の最新時代劇の要素をふんだんに盛り込んだ、ドラマをより深く理解するための歴史の俯瞰と雑学。
内容説明
第三次韓流ブームを牽引する、韓国時代劇。女性ファンが中心だったこれまでと異なり、多くの男性ファンを虜にしています。「ファクション」と呼ばれる、虚実を巧みに混ぜたドラマをより楽しむためには、朝鮮王朝の歴史を知っていたほうが絶対に楽しい。あのドラマで描かれたあの人は、このドラマではどう描かれるのか?そして、史実ではどういう人物だったのか?魅力的な人物、総登場です!
目次
朝鮮王朝の歴代国王
朝鮮王朝の歴代王妃
はじめに 韓国時代劇の成り立ち
第1章 韓国時代劇の人気作品で一挙に把握!朝鮮王朝の歴史とエピソード
第2章 韓国時代劇を見るときに必読!「朝鮮王朝の歴史/簡潔編」
第3章 朝鮮王朝をより深く知るための重要な歴史知識
第4章 これが韓国時代劇の主人公たちの実像!
第5章 韓国時代劇の最強ネタは「朝鮮王朝三大悪女」!
第6章 朝鮮王朝を揺るがせた重大事件の張本人
巻末資料
著者等紹介
康煕奉[カンヒボン]
1954年東京生まれ。在日韓国人二世。東洋大学工学部建築学科および日本大学文理学部史学科卒業。韓国の歴史・文化や日韓関係を描いた著作が多い。特に、朝鮮王朝の読み物シリーズはベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Micky
5
李氏朝鮮の500年は、只々王族や官僚達の権力争いばかり。陰謀、暗殺、賄賂に虐殺。そこに民も文化もない。王が亡くなるたびに血を血で洗う争いを繰り返している。今の韓国の大統領の末路が頭をよぎる。 イザベラバード「朝鮮紀行」においても朝鮮の民は貧しく、国土は荒れているとの記述があった。この国、争い以外の歴史は乏しいのだろうか。2019/01/19
ねこ
4
韓ドラ『雲が描いた月明り』について検索していたら筆者のコラムにヒット、更に深く知りたくて著作を手に取りました。高校時代の歴史の授業では概略しか習っていないためか韓国時代劇を観ていて不明点が沢山でてくるのですが、それが本書でほぼ解決しました。まず巻頭にある朝鮮王朝の歴代国王と歴代王妃の表が良いです。今後も韓国時代劇を観る時に重宝しそうです。女官や内官の立場や仕事、儒教による身分制度と男尊女卑など社会制度も良くわかりました。本書に取り上げられているドラマをまた観てみたいです。2023/12/28
paxomnibus
1
図書館で借りて読んだのをすっかり忘れて、自分で買って読んでしまった。前回読んだ時よりも観賞したドラマ数が増えたので内容がよりよく楽しめた。カバーの世子はパク・ボゴムの孝明(「雲が描いた月明かり」)で、王様は光海(「華政」)のチャ・スンウォンと見た。両作品とも本書の「推し」でしかも現在放送中♪本書を読むなら今しかないというタイミング♪面白いし分かりやすいので買っておいて損はないのだった♪2022/06/25
paxomnibus
0
タイトル通りの内容。各有名ドラマに即しているので見ているものならば分かりやすい。とはいっても2018年初版だし、全てのドラマを網羅しているわけでもないので、自分が見てたのは数本だけだった。「オクニョ」が最新で「六龍が飛ぶ」が入ってなかったのが残念だが、イ・バンウォンやチョン・ドジョンについていろいろ分かってよかった。巻末に「日本語の音読みで順に並べた重要人物辞典」があるのが素晴らしい。ドラマで見てるとカタカナでしか人名を覚えないので、日本語では読めない場合が多いのよね。これ見て勉強しよっと♪2021/03/05