出版社内容情報
身近なところで見られる岩石・鉱物を大紹介!全国各地の観察場所もわかる、美しい写真と解説が満載の大人のフィールド図鑑!
内容説明
フィールドワークの実例を掲載。標本づくり&観察方法がわかる!便利な観察地MAP付き!オールカラー全72種。
目次
第1章 岩石・鉱物とは(すべての物質のもとになる元素;岩石と鉱物の違い ほか)
第2章 岩石図鑑(姿を変え続ける岩石;3つの分類 ほか)
第3章 鉱物図鑑(鉱物といえるもの;鉱物の分類と特徴 ほか)
第4章 フィールドワークに出かけよう(石を4次元で見る;岩石・鉱物産地マップ ほか)
第5章 採集と標本・観察(事前の情報収集;準備と持ちもの ほか)
著者等紹介
円城寺守[エンジョウジマモル]
1943年、旧満州国生まれ。早稲田大学理工学部卒、東京教育大学大学院理学研究科修了、理学博士。東京教育大学理学部助手、筑波大学地球科学系講師などを経て1998年より早稲田大学教育学部理学科教授。2014年定年退職。専門は鉱床地質学・鉱石鉱物学・環境科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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かりさ
67
石が好きです。鉱石の個性ある美しさ、輝きはこころから惹かれます。フィールド図鑑と言うように図鑑としてだけでなく、採集ガイドとして、標本作り、観察方法も詳しく丁寧に解説されています。私に似て石好きの息子がこつこつ集めている鉱石たちを綺麗にラベル作って標本にしてあげよう。2018/07/14
manamuse
27
もう、これでもか!ってぐらい石の知識が詰め込まれていて本気度がハンパない…笑。ハンマーの使い方や採集の仕方やクリーニングの仕方が他には載っていなかったので役に立った。2020/05/28
おーすが
13
これは買いだなあ。ざっくり広く網羅できる一冊。晶系の記載あってよかった。劈開萌える。写真もいい。今年はミネラルショーも中止かしら。黄鉄鉱と磁鉄鉱が欲しかった。伊豆大島のバウムクーヘン、萩のホルンフェルス。旅行は苦手だが行きたい。2020/07/14
遠い日
10
石好きな家人が、わたしより先に食い入るように読んでいました。わたしは自分で石を探すことはこの先もないと思うのですが、きれいな石は好き。そこらへんの道端でも、川岸でも、海でも、きれいな小さい石は持って帰りたい方です。原石の素朴な形や色は、磨かれた石とは違う魅力があってまた格別。2018/06/16
ハルバル
7
あんなに理科嫌いだったのに、意外にも岩石や鉱物の出来かたや岩石の種類、鉱石の結晶構造の違いなどの章を読むのが楽しかった。子供の頃にワクワクしながら読んだ図鑑みたいだったからかな。説明も分かりやすいし、鉱物入門にオススメです。単に「綺麗だな~」と眺めるよりも「どうやったらこんな風になるんだろう?」という好奇心をも満たしてくれ、自分で石を採集したい人にはフィールドワークの方法が書かれていたりと、大人の趣味本ですね。もちろん主要な岩石と鉱物写真が成分表と共に掲載されているので見ても楽しかった。2018/07/28