内容説明
民間へのいろいろな委託業務は15万円から。どんな会社でも受注できるお役所の仕事。売上げ増やすなら官公庁をねらえ!官公庁への参入「4つの追い風」。「今どきの」地方自治体と一緒に仕事をするための方法。
目次
1章 時代はこんなに変わった!求められているのは対等な「ビジネスパートナー」
2章 おどろきの間口の広さ!地方自治体のお仕事徹底紹介
3章 そもそもお役所ってどんなところ?
4章 地方自治体とお仕事をしよう
5章 徹底攻略!お仕事の受注に欠かせない「予算」の基礎知識
6章 お仕事はこうして獲得しよう
7章 最高に信頼されるビジネス・パートナーになる方法
著者等紹介
古田智子[フルタトモコ]
慶応義塾大学文学部卒。流通業などを経て国や地方自治体をターゲットとしたコンサル業界で営業責任者、コンサルタント、研修講師として18年間キャリアを積む。2013年、官公庁と民間企業の間にある認識の壁をブレイクスルーし付加価値の高い自治を実現することをミッションとした株式会社LGブレイクスルーを設立。官公庁営業を知り尽くしたプロフェッショナルとして、我が国唯一の官公庁ビジネスソリューション事業を展開している。一方で頑張る地方公務員を応援するネットワーク「自治体職員勝手に応援組」を立ち上げ、初代姐(あね)に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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8-nosu
8
自治体の実態から予算編成の仕組み、地方自治体が発注する仕事の取り方、企画提案書の作成方法まで、自治体が大好きな作者が自らの経験を踏まえ分かりやすくまとめた一冊。自治体が抱える問題や住民ニーズは多様化の一途を辿り、行政に出来ることは限定的で数多の業務は民間委託。専門的な技術やノウハウを持った民間企業がその力をもっと発揮して、地域に貢献してもらえるように自治体はより一層情報発信に力を入れていかなくてはいけないのだと思う。現在、当初予算編成の真っ只中。是非、熱意のある民間の方と新規事業を立ち上げたい(笑)2016/10/14
tenso_h(堀川てんそ)
8
この本の些細な部分がどうというよりも。地方自治体を市中のヒト(実際法人なんだけど)と考えた際の取引ルールというものを考えるのって面白いのである。未来に向けて、今後民間との取引が公正に拡大していくのだと思うし、そうしたことありきでシステムはどうなっていくべきか?いつまでも「公務員って良いよね」と文句ばかり言っている自分がいたら「その視点を疑ってみる」きっかけにもなるかも。公のみが常に批判の対象だったらおかしいでしょうしね。2016/10/07
まゆまゆ
6
住民ニーズの多様化や行財政改革による職員数の削減によって行政においてできることが限られているなかで、様々な仕事が民間に業務委託されている実態を紹介。地域を盛り上げる仕掛けや観光イベント、IT関係から子育て支援まで実にいろんな業務が発注されているとは……自治体のルールと考え方を知った上で、仕事を受注するためのコツは参考になりそう。2014/12/10
かずさん
4
面白いタイトルと内容。自治体と一緒に仕事がしたい人、している人は読んでおいて損はないと思います。特に自治体の文化・慣習や予算カレンダーなどは為になるはず。「行政って何を考えているの?」がわかる本。2015/06/07
ゴンタ
4
企業はお金を儲けるのが目的だが、地方自治体は使うのが目的という言葉が印象深い。いかに地方自治体のプロセスに入り込んで営業していくか、経験談から来るノウハウが語られていてよかった。2015/03/31