内容説明
やめたいと思ったことは、一度もない。だから、いつも前向きに生きる！レジェンドが初めて明かす、メダルを獲れなかった１６年間の想い。
目次
序章 メダルの威光
第１章 カルチャーショック
第２章 初五輪、非運と失意と
第３章 不運の連鎖
第４章 二転三転の新天地、土屋ホームへ
第５章 ソチへの長い、長い助走
第６章 向こうからやってきた銀メダル
第７章 新しいステージへ
著者等紹介
葛西紀明［カサイノリアキ］
１９７２年６月６日、北海道上川郡下川町に生まれる。“土屋ホームスキー部”選手兼監督。中学３年生の宮様大会テストジャンパーで、優勝者の記録を上回り話題になる。東海大四高時代からワールドカップを転職、今日までその試合数は４５０戦を超える。Ｗ杯、通算１６勝。２０１４年ソチオリンピックラージヒル銀メダル、団体銅メダル。１９９４年、旧大倉山ジャンプ競技場のバッケンレコード（１３５ｍ）、１９９８年、プラニツァ（スロベニア）のブロウトコヴァ・ヴェリカンカでのバッケンレコード（１４７．５ｍ）を所持。２０１４年１月１１日、バートミッテルンドルフ大会で、ワールドカップ最年長優勝を果たす。同年３月、ワールドカップ最年長優勝、冬季五輪７大会連続最多出場、冬季五輪スキージャンプ最年長メダリスト、の３つがギネス世界記録に認定される（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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澤水月
8
冒頭、園遊会の羽生結弦の爛漫無邪気さ描写が期せずして今読む我らに効く（事故直前刊行）。身内の不幸は知っていたがまさかここまでここ一番での度重なる怪我とピーキング失敗（羽生もだが日本人競技者と報道はどうしても全試合での結果求める…五輪、世界選手権などにリズムの調子合わせ捨て試合もあるのが現代スポーツの趨勢）、ウィップらしき「ジャンプ台から１ミリも動けない」スランプ…乗り越えあの明るさ。読了日、またW杯最年長表彰台記録更新。でも好調昨季からなんだな…ツールドフランス言及もあり世界への意識が幼い頃から根付いてる2015/01/07
いたち野郎
1
突如、土屋ホームの宣伝スタート あからさまにゴースト（か極端な編集）なんで、ご本人から触れてもらうよう依頼があったのか、と邪推から始まってすみません。しかし自伝ともなれば自身をきらびやかに、絢爛に、ムービースターのように描くなんてするわけにはいかないわけで、そういう見地から地味目に仕上がっているのは致し方ないんでしょうか。生まれ～10代の記述が少ないのも残念なところで、そこも含めて岡崎敏さん「不屈の翼」が充実しているのでそちらをオススメします。しかし嫁さんをレイチェルと呼ぶ葛西さんはやはり変人ですな。2015/02/16
しゅんぺい（笑）
1
タイトルから想像した内容とはちがって、完全に自伝でした。 こういうふうに努力してきました！という進め方ではなく（まぁそれはそれで気持ち悪いのですが）、こういう人生を歩んできました、と。そこから何を学ぶかは、読者に委ねられているような内容でした。 自伝よりかはもうちょっと押し付けがましい内容を期待していたのと、あと努力というよりも葛西さんの場合は才能が大きいような、、、。そんなことを思いました。2014/11/24
おせきはん
1
７度目のオリンピックとなるソチオリンピックで初のメダルを獲得されたレジェンド葛西選手の自伝です。金メダルを獲得した長野オリンピックのジャンプ団体メンバーから外れたり、所属チームの廃部、身内のご不幸、度重なる怪我など、多くのご苦労をされてきました。おっしゃるように、人生は明日がわからないゲームのようなものなので、私も、どんなによくても傲慢にならず、どんなに悪くても卑屈にならず、明日からもう一つの最終目標に向かって走り続けたいと思います。2014/11/19
二階堂聖
0
葛西紀明選手の自伝。 スポーツ選手の自伝らしい自伝で、夢や目標を持ってそれにむかってとにかく前進する。夢や目標があるから努力できるというもの。 『可能性と夢は、いつも自分の歩いていくすぐ前に、残し続けていく方がいい。だから、僕はここまでくることができた。(P214)』 2014/11/28
