内容説明
まわりの優しさに気づき、心がほっこりする「言葉のちから」。3000人以上のがん患者と家族に生きる希望を与えた、人生を最期まで楽しむためのエッセンス。読めば、憂いが晴れて、希望がわき、心が満たされる―
目次
序章 自分より他人のことを優先すると、自分の悩み事が小さくなる
第1章 鳥は飛び方を変えられないが、人間は生き方を変えられる―「あなたは一人ではない」と再認識できる、寄り添う言葉
第2章 奪い合えば不足するが、分け合えば余る―真の豊かさとは何かが分かる、気づきの言葉
第3章 人生を二度生きる―思いがけない出来事から立ち直る、活力の言葉
第4章 人の荷物を背負うと、人生は軽やかなものになる―自分の存在意義を見出す、目覚めの言葉
第5章 花を育てるためには、花ではなく土に水をやる―豊かな人生を歩むための、希望の言葉
第6章 あなたのことを想ってくれる人がそばにいる―五組のご夫婦の対話集
著者等紹介
樋野興夫[ヒノオキオ]
順天堂大学医学部教授。がん哲学外来理事長。1954年、島根県生まれ。順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授、医学博士。米国アインシュタイン医科大学肝臓研究センター、米国フォクスチェースがんセンター、がん研究所実験病理部長などを経て現職。一般社団法人「がん哲学外来」理事長。がん研究会学術賞、高松宮妃癌研究基金学術賞、第1回「新渡戸・南原賞」などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yuko
14
がんになった時の気持ちの持ち方。当事者の気持ちを知る助けになるかなと思い、手に取った。人に寄り添う言葉をかけられるようになるには、話すだけでも聞くだけでもダメで、対話が必要。心がけて品性を磨き、寄り添えるようになりたいです。2016/08/05
夫婦善財餡 汁粉
7
あたえれば,うけとれる。的な言葉に感銘を受けた。 マタイ伝ですよね。 ご夫婦のインタビューなども,独身の私ですが,「もしも既婚者だったとして,このような絆のあるご夫婦のインタビューを心おだやかに読めただろうか?」と考えると,やはり人間性の向上をはからねば・・・・独身とか病気だとかそうでないとかじゃなくって,自分を高めていかねば!と心に誓ったのでした。2016/07/02
ひめぴょん
2
各章の見出しだけでも、味わえます。序章 自分より他人のことを優先すると、自分の悩み事が小さくなる 第1章 人間は生き方を変えられる・尖った正論よりあたたかい配慮。・相手が受け止めた言葉が、あなたの言葉になる。→思いもかけない受け止め方をされたとしても、口から出たその言葉は自分の言葉には違いはない 第2章 ・大切なものは目に見えない。人は目に見えるものを奪い合っている。・人は人で傷つく。ただし、生きる力も与えられる。→何にせよ人との関わりが無になる人生なんてありませんから。2016/09/09