じっぴコンパクト新書
知れば知るほど面白い史記の英雄たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408110264
  • NDC分類 222.03
  • Cコード C0222

内容説明

伝説の時代である上古三代から殷王朝の伯夷・叔斉、周王朝の周公旦や、春秋・戦国を通じて各時代・国家を代表する英雄たちの生き様を追い、背景にある社会構造の変化を分析。晋の文公、楚の荘王、夫差・句践、孫子・孔子、商鞅、楽毅、呂不韋、始皇帝、項羽と劉邦ら、多くの英雄たちの業績を、読みやすく図版や地図をまじえて紹介する。紀伝体での生き生きとした人物描写により評価の高い、正統な歴史書の、原点の魅力を味わうための入門書。

目次

序章 史記と司馬遷(司馬遷―『史記』を書きあげた歴史家)
1章 上古三代(伝説の時代―いにしえの五人の帝王と幻の王朝・夏;殷王朝―邑制国家の連合体 ほか)
2章 春秋時代(斉の桓松・管仲―富国強兵で斉を覇者とした王と宰相;晋の文公―長い亡命生活を経て覇者となった重耳 ほか)
3章 戦国時代(呉起―孫武と並び称される生涯無敗の兵法家;西門豹―魏の名君文侯を支えた逸材 ほか)
4章 楚・前漢(陳勝・呉広―秦滅亡のきっかけをつくった農民;項羽・劉邦(挙兵)―秦を滅亡させた二人の英雄 ほか)

著者等紹介

渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻修了。北海道教育大学助教授、大東文化大学教授を経て、早稲田大学文学学術院教授。文学博士。専攻は中国古代思想史

高橋康浩[タカハシヤスヒロ]
1975年静岡県生まれ。大東文化大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(中国学)。現在、大東文化大学文学部中国学科特任講師。専門は中国古代史、中国史学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SORA

11
三国志も読んだことのない私には、壁が高かったかも。誰が誰やら名前が似ていて、国も多くて覚えづらい。ただ英雄たちの結末は、他の高官に嫉妬され謀略により左遷、もしくは自殺させられることが多く、切なかった。2014/11/17

アラレちゃん

7
YouTubeで中国史を紹介している映像を見て、それぞれの人物たちの関わり合いとか、年代順に出来事や戦いを知りたくて購入。年表や系図も出ていて、年代順に紹介されていたので、頭の中で整理が出来た。個々の人物たちのエピソードの面白いこと。しかし、それを生かすも殺すも君主の出来、不出来にかかっているのがなぁ〜。優秀な人材がいてもトップが馬鹿だと国が滅びるしかないと云うことだ。1番、気に入ったのは張良子房。本当の名軍師だった。諸葛亮孔明も足下にも及ばない、と云うことを知った。それにしても呂雉はエグい!2021/01/06

おくりゆう

5
司馬遷の史記の入門本。新書の性で薄いですが、司馬遷の記した古代中国の歴史が概観でき、人物、エピソードに、故事成語の数々の由来まで楽しく読むことができました。あまり中国史には詳しくないので、少し読みにくい(特に名前)部分もありましたが、「孟夏の太陽」などを思い出しながら、少しは理解が深まったかな、と思います。2013/09/15

だ~しな

4
春秋戦国時代がバラバラと知識が入った状態だったので、再整理も兼ねてこの本を。 年表を見たらチラチラ出てくるなとか、名前は知ってるが…みたいな人物のエピソードをわかりやすくまとめられていて、だいぶ整理された気がする。この時代の人物は何かと熟語になっているので、名前は知ってる場合はが多いし。 しかし名将だろうが政治的舵取りの犠牲になって悲惨な最期を遂げる例も多い。なかなかダーティーな時代だ…2019/11/04

サタイン

3
夏王朝の時代から漢までの偉人集。今の名言になっているのが3000年くらい前の中国発祥というのは凄い。すっきりと知識が入って読みやすかった。やはり始皇帝は時代を先取りしすぎた感じある。2022/03/11

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