じっぴコンパクト新書
新説 真田三代ミステリー―幸隆、昌幸、幸村の知られざるルーツと生涯

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408109626
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0221

内容説明

本書は幸村と父昌幸、祖父幸隆の真田三代にわたる謎を、「史書」「伝承」「地形」「地図」「遺構」などから解明していくものである。時代考証家としての眼で、幸村の故郷・信州真田の郷を歩き、土地の記憶ともいうべき風景から歴史を見直した時、新たな発見や解釈が多数見つかった。真実とは何か。虚像と実像に迫る。

目次

第1章 真田三代の謎「歴史書・伝記」を解読する―真田幸村の足跡から真相を探る(幸村の虚像と実像―歴史に突如現れた真田幸村は本当に実在していたのか?;「幸村」という名の秘密―「幸村」という名前は後世の創作!? ほか)
第2章 真田三代の謎「伝承・文化」に触れる―真田家に伝わる遺品から史実を検証する(真田の郷での幸村像―幸村の顔のモデルになった肖像画の謎;幸村の鹿角の兜―幸村といえば「鹿角が定番」の兜は後世の創作か? ほか)
第3章 真田三代の謎「地理・地図」を読み解く―真田の郷の原風景に真田氏の記憶を探す(真田氏発祥の不思議―なぜ、真田三代は幸隆、昌幸、幸村なのか;真田の郷の街道―真田の郷は古来、信濃の中心地だった!? ほか)
第4章 真田三代の謎「地形・遺構」を訪ねる―真田氏のルーツを追い求めて(真田の郷の山城―砥石城崩れ、武田氏滅亡後に真田の郷全域が真田領に;真田氏の三つの館の謎―幸隆が砥石城を奪ってから、真田氏はどこを居住としていたのか ほか)

著者等紹介

山田順子[ヤマダジュンコ]
時代考証家。1953年広島県生まれ。専修大学文学部人文学科卒業。ドラマ『JIN 仁』『一休さん』などの時代考証を担当。自らテレビ出演をして歴史解説を行い、江戸東京博物館の『ぶらぶら町人』などのイベントやテレビCMの時代考証も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雨巫女。@新潮部

10
《私‐図書館》最近、真田一族の登場する小説を読んでいたから、気になり読む。地元に愛された一族だったんですね。2013/05/24

Kentaro

5
実は真田幸村という名前は彼が生きていた時代の資料には一切出てこないのです。彼が死んだ大阪夏の陣から57年後の1672年に出版された「難波戦記」という軍記ものの本に登場したのが始めてだと言います。 しかも、真田三代の発祥の地とされる場所にも、真田幸村の日本一の強者のゆかりのいわれや幼少時の逸話も何も残ってはいません。なぜなら幸村も幸村の父昌幸もこの地で育ったわけではないからです。 真田幸村の生涯についてはわからないことだらけです。2018/12/04

よねちゃん

0
結構細かい話まで調べられていて驚いた。 当時の状況をよく学ばないと読むのは少し難しいかな。 大河ドラマに出てくるシーンもこれを読んだら理解できた。2016/04/30

まつゆき

0
他の本では触れられていない内容が多くて面白かった

幸村

0
真田一族の新たな側面を、見れて、面白かった。

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