内容説明
気鋭の歴史作家・加来耕三が三国志の名だたる戦いから、勝利するための原理・原則のソフトウェア面(知略編)を徹底分析し、現代のビジネスおよび人間関係に応用自在なノウハウを伝授する。“兵法三十六計”“孫子”“韓非子”に通底する“勝つための極意”を詳述。あわせて、まんが『三国志』で金字塔をうち立てた横山光輝の絵をふんだんに使用、臨場感たっぷりの内容となっている。
目次
第1章 相手の隙につけ入る『詭計』で勝つ極意(勝つ条件 瞞天過海の計 天を瞞いて海を過る―敗れる理由 相手に対するイメージに人はどうしても縛られてしまう;勝つ条件 反間の計 敵の間を離反させる―敗れる理由 仲がよい二人にはつけ入る隙がないものと人は考える ほか)
第2章 相手の思惑につけ込む『謀計』で勝つ極意(勝つ条件 連環の計 環を連ねて敵を葬る―敗れる理由 強い力を持つと、人はその力を過信するようになる;勝つ条件 順手牽羊の計 手に順いて羊を牽く―敗れる理由 人は必ずわずかなミス、不注意をしてしまうものである ほか)
第3章 相手の力を利用する『奸計』で勝つ極意(勝つ条件 借屍還魂の計 屍を借りて魂を還す―敗れる理由 利用できる者がいるにもかかわらず、それを活かさない人は失敗する;勝つ条件 二虎競食の計 二虎を競わせ共食いさせる―敗れる理由 強い者同士は仲違いしやすい ほか)
第4章 相手の裏をかく『奇計』で勝つ極意(勝つ条件 金蝉脱殻の計 金蝉が殻を脱する―敗れる理由 ピンチをわずかでも挽回できない人はチャンスをつかめない;勝つ条件 暗渡陳倉の計 暗に陳倉を渡る―敗れる理由 こちらの急所(ポイント)を相手に悟られると負ける ほか)
第5章 相手の虚をつく『秘計』で勝つ極意(勝つ条件 錦嚢の計 錦の嚢を託す―敗れる理由 人は自分ができることは相手もできるものと錯覚しがちである;勝つ条件 面従腹背の計 面は従い腹では背く―敗れる理由 上位になればなるほど、人は他人の言うことを聞かなくなる ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
昭和33年(1958)、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業。同大学研究員を経て、歴史家・作家として正しく評価されない人物・組織の復権をテーマに、精力的に著作活動を行なっている。「歴史研究」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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