内容説明
私は、「憲法九条の旗」の下で、真っ直ぐに進む。そして、この旗の理念が裏切られない日本の外交、政治、経済の姿を、ひと目でも見ることを願っている。何が私を、そこまで駆り立てるのか。それは、私の思想形成期、戦場体験、憲法に初めて接した時の思い出を、虚心に語ることによって、ご理解を得たく、「手記」の形でまとめてみた。
目次
神戸で生まれ、神戸で育つ
穏やかな小学生時代
知的好奇心の発露
川本君との戦争考
勤労動員と太平洋戦争突入
三高の空気
伯父の家に下宿
大東亜共栄圏の本質を問う弁論
自分の岩盤を掘り当てる探究
生徒総代「就任の言葉」〔ほか〕