出版社内容情報
高校の授業料無償化の対象に、朝鮮高級学校を含めるか除外するかで議論が起こっています。だがその前に、朝鮮学校ではどのような「歴史教育」が行なわれているのか、多くの日本人が知りません。文部省指導要領の拘束も及ばず、朝鮮学校の方でもカリキュラムを明かさず、教科書も門外不出で日本人の目に触れないようにしているからです。
共著者の一人である萩原氏は、独自にその教科書を入手し、全文を翻訳、出版。それをもとに、井沢氏とともにその内容を検証していきます。はたして朝鮮学校では、「金日成の出生と独裁」「朝鮮戦争」「大韓航空機爆破事件」「日本人拉致問題」などの問題を、どう教えているのか。
本書を読むと、北朝鮮の歴史教育の実態がわかるとともに、歴史をどのように捏造し、つじつま合わせの整理をしているかが理解できます。
まずは歴史教科書の実態を知ろう、という思いから本書は誕生しました。
一章 授業料無償化と「歴史教科書」
1)朝鮮学校「歴史教科書」を全訳した理由
2)朝鮮問題とのかかわり
3)朝鮮学校は、いま
二章 虚構の上に成り立った金日成の実像
1)朝鮮の開国と近代化
2)「金日成」神話の誕生
三章 世界の常識が通用しない、恐ろしい戦後史
1)南北分断と朝鮮戦争
2)金・絶対王朝の確立
3)日本人拉致問題
四章 元朝鮮学校生徒の証言
【著者紹介】
1937年高知県生まれ。大阪外大朝鮮語科卒。69年から88年まで「赤旗」に勤務。72年から平壌特派員。退職後、米国立公文書館の北朝鮮文書160万ページを読破し、『朝鮮戦争』(文春文庫)を著わす。『北朝鮮に消えた友と私の物語』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。著書、訳書多数。
内容説明
朝鮮学校ではどのような「歴史教育」が行なわれているのか、誰も知らない。文科省指導要領の拘束も及ばず、朝鮮学校の方でもカリキュラムを明かさず、教科書も門外不出で日本人の目に触れないようにしている。萩原氏は、独自にその教科書を入手し、全文を翻訳、出版した。それをもとに、井沢氏とその内容を検証する。はたして朝鮮学校では、「全日成の出生と独裁」「朝鮮戦争」「大韓航空機爆破事件」「日本人拉致事件」などの問題を、どう教えているのか。
目次
1章 授業料無償化と「歴史教科書」(朝鮮学校「歴史教科書」を全訳した理由;朝鮮問題とのかかわり;朝鮮学校はいま)
2章 虚構の上に成り立った金日成の実像(朝鮮の開国と近代化;「金日成」神話の誕生)
3章 世界の歴史常識が通用しない、恐ろしい戦後史(南北分断と朝鮮戦争;金・絶対王朝の確立;日本人拉致問題)
4章 元朝鮮学校生徒の証言(「民族教育」とは、「教育」でもなんでもない;朝鮮学校は「各種学校」;捏造された歴史;朝鮮学校は朝鮮総連幹部養成所だった;朝鮮総連と「本国」北朝鮮;在日同胞も声を上げるべき)
著者等紹介
萩原遼[ハギワラリョウ]
1937年高知県生まれ。大阪外大朝鮮語科卒。69年から88年まで「赤旗」に勤務。72年から平壌特派員。『北朝鮮に消えた友と私の物語』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。著書、訳書多数
井沢元彦[イザワモトヒコ]
1954年愛知県生まれ。早大卒。80年『猿丸幻視行』で江戸川乱歩賞受賞。以後、歴史推理小説に加えて、日本史と日本人の謎に迫る評論活動を精力的に展開。著書多数。代表作『逆説の日本人』は、現在も連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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