現代教養文庫<br> ギリシャ神話―付・北欧神話 (再版)

現代教養文庫
ギリシャ神話―付・北欧神話 (再版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p
  • 商品コード 9784390104302
  • NDC分類 164.31

内容説明

花や星の名前に秘められている謎は、華やかで明るいなかにも悲哀を含んだ美しいギリシャ神話が解き明かしてくれる。著者はそんな謎をたどってギリシャ神話から四十五篇余りを選び神々の世界を描く。北欧の幻想的な神話を含めた美しい物語集。

目次

ギリシャ神話(世界のはじめと神々;オリンポスの神々;プロメテウス兄弟とパンドラ;ゼウスの愛人たち;デメテルの悲しみ ほか)
北欧神話(神々の世界アスガルドのあらまし;世界と人間のはじめまり;アスガルドの城壁づくり;オーディンと詩の起原;神々の宝物 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともとも

28
神話の世界観、万国で共通しているのが 神々がまるで、人間の様に自分に正直、 感情を丸出しにして描かれており、思い思いに物語を展開させている。 時に、微笑ましくもなしながらも、一方で「えっ!」と思わせることも あって神話の世界、神々の物語の面白さを痛感させられてしまう。 もっと、ギリシア神話や北欧神話を読んで勉強がしたくなってしまうほど その魅力に取りつかれてしまうそんな1冊で良かったです。 2016/01/17

たみ

14
ギリシャ神話が約200p、北欧神話が約100p。物語っぽい作りになっていて読みやすかった。イリアスなどでひときわ渋い輝きを放っていた老ネストルさんの若き日の活躍が見たくてアルゴー船の逸話を目的に読んだんだけどネストルさんがぜんぜん出てこない悲しさ。船の冒険が終わってヘラクレスがちょこっと訪ねに行ったり、別の逸話で猪を避けようと木に登っているネストルさんすさまじいチョイ役で切ないぐぬぬ。悪者のロキを内包して最終的に破滅していく北欧の神様達、主な神様がいなくなっても世界は再生して美しく続いていく。2015/12/02

mstr_kk

7
グーテンベルク21版で読みました。僕は神話好きなので、さすがにほとんどが知っている話でしたが、今更ながら「こうつながるのか」とわかったところも多かったです。語りが巧みで力があり、神話の面白さを存分に味わえます。北欧神話よりもギリシア神話のほうがわかりやすいかも(もちろん、読み手のなじみ具合の違いもあります)。僕が抜群に好きなのは、プロメテウスの話ですね。2023/11/02

のの

7
ギリシャ神話のみ読了。2015/11/29

たっきー

7
ギリシャ神話の入門書的なものを読みたくて選んだ1冊。初版が1962年のため表現が古いところもあったけれど、楽しく読んだ。しかし、カタカナ名が弱い私には、神の名を覚えるのが難しく…。ギリシャ神話はエロスの力が大きく華麗で明るい世界、それに対して北欧神話は幸福の保証がなく破滅の脅威がのしかかっている世界とされている考察が興味深い。やっぱり気候・風土なんかも影響してくるのだろうか。2015/03/14

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