出版社内容情報
フランス料理のクラシック=王道を知るために
「攻める古典料理人」として知られる著者初の料理書。
何世代にもわたって磨かれ、愛され、世界中に広がった<クラシック=王道>フランス料理の美味を探求する。
フランス料理が目指してきた味とは何か。現代にふさわしい継承のかたち、更新の方法とは――をテーマに、45皿を紹介。
各料理の背景とともに、味と味を複層的にからませるフランス古典料理ならではの構造、それを支える技術の意味とポイントを解説する。
昨今の“個人の独創性”をテーマとした料理とは異なる視座で、フランス料理の未来に迫る本。
目次
フランス料理の遺産を継承する(パテ・アンクルート;ペルドロのシャルトリューズ風 ほか)
ソースのこと(ブレス鶏のガランティーヌ仕立て、ソース・アルブフェラ;ヒラスズキのポワレ、デュグレレ風 ほか)
コンソメのこと(ジビエのコンソメ;スープ・ド・ポワソン・クラリフィエ ほか)
季節感のこと(マダイのマリネ、和歌山産の柑橘いろいろ;サワラのフュメ・グリエ ほか)
キュイッソンのこと(仔牛の骨付き背肉のロティ;仔鳩のブロシェット風グリエ ほか)
これからの料理のこと
著者等紹介
手島純也[テシマジュンヤ]
1975年山梨県生まれ。地元のレストランで修業を始める。2002年に渡仏、パリの「ステラマリス」に入店し、吉野建氏に師事する。その後5年にわたりパリ、南西地方、ロワール地方に滞在し、「タイユヴァン」ほか星付きレストランからビストロ、セーヌ遊覧船レストラン、カフェ料理長まで幅広く経験を積む。2007年2月に帰国、芝パークホテル「レストランタテルヨシノ芝」料理長に就任。同9月に和歌山「オテル・ド・ヨシノ」料理長に就く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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