内容説明
本書は、スーパーアグリF1チームの生い立ちから現在までの軌跡を記した。それは一人の男の情熱の物語であり、新しいビジネスの起業ストーリーであり、日本と世界の文化の衝突の物語でもある。
目次
第1章 F1グランプリ挑戦二年目の真実
第2章 鈴木亜久里はなぜF1チームを立ち上げたか?
第3章 佐藤琢磨の再出発と井出有治の挑戦
第4章 開幕戦までの長い道のり
第5章 いざ、出撃
第6章 SA06と日本グランプリ
第7章 壁を越える
第8章 一ポイントの重み
第9章 今日まで、そして明日から
著者等紹介
赤井邦彦[アカイクニヒコ]
雑誌編集者を経てフリーランスライターに。77年に渡英してヨーロッパの自動車文化、モータースポーツを取材。80年帰国。内外の雑誌、新聞に寄稿。90年(株)赤井邦彦事務所設立。原稿執筆の傍ら、広告コピー執筆などを行う。F1グランプリ取材経験多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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M
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冒険が終わった今、振り返って読むと感慨深い。 「日本人は顔の見える人間の存在が消えている」状況を変えたかった亜久里さん。ホンダ、ソニー…企業名は世界に広がっていても、個人名で世界に通ずる人間は少ない。この志は、大切に受け継いで行きたい。 本編は、SAF1の変遷をみてきたF1ファンにとっては裏側が垣間みえて、楽しめる内容。2011/07/23
銀獅子王の憂鬱
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うーん。チャレンジした姿勢は応援したいけど、参入規制のハードル上げを恐れ、何の後ろ立てもないまま駆け込みでエントリーしたのは無謀としかいいようがない。資金的な後ろ盾があっても失敗するこの世界。ホンダ頼みではワークスの手前、無理があったのではないだろうか?スポンサーにならない日本企業を批判する発言が本書であったが、このプロジェクトに資金提供をする方が無謀な冒険といえる。そういう意味では企業批判はお門違い。結果論ですが・・・・2011/05/30
Yggdrasill
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残念というしかない・・2011/04/17
DSS
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★★★☆☆ スーパーアグリF1チームの2年目,2007年の途中に出版された本。だからチーム消滅については書かれていない。チーム立ち上げのドタバタは書いてあるけど,チーム消滅については書かれていない。 なんだか消化不良。チーム設立について書いて出版って事なんだろうけど,それなら続編が欲しい。2019/06/09