内容説明
今、子供に我慢させることは何より難しい。大人でさえ苦手なのだから当然だ。だが、意外な近道がある。それは仏教だ。仏教は「無我」を説く。無我とは、「苦痛が消え、自然に我慢できる状態」をいう。無我になると、イライラや腹立ちが消え、人生の些事が喜びに変わる。ロボット博士として名高い著者は、中学の技術授業でロボット作りが試みられた時、失敗を繰り返し考えながらも夢中で手作業する子供たちが、いつしか無我の境地にいることに気付いた。物作り、手仕事がもたらす効果を、合掌・読経・坐禅と並んで説いた、全く新しい仏教入門。
目次
第1章 仏さまとは、仏教とは(底抜けの包容力―キリスト教を信じながらでも仏教はできる;宇宙のはたらき ほか)
第2章 仏教をすると何がよくなるのか(顔がよくなる;物と話ができるようになる―「捨てる」ことの本当の意味を知る ほか)
第3章 仏道を歩もう(合掌しよう;心の毒を消そう―「煩悩」の正体 ほか)
第4章 仏教の知恵ってどんな知恵(「知恵」は悟りの鍵である;ふつうには見えないことが見えるようになる ほか)
第5章 自己と仏道(自分を学ぶには、自分を忘れる;お子さんの日常)
著者等紹介
森政弘[モリマサヒロ]
1927年、愛知県出身。ロボット工学者、工学博士。仏教研究家でもある。日本ロボット学会名誉会長。名古屋大学工学部電気学科卒業。東京大学助教授・同教授、東京工業大学教授を経て、87年より東京工業大学名誉教授。ロボットコンテスト創始者。NHK放送文化賞・紫綬褒章・勲三等旭日中綬章・ロボット活用社会貢献賞ほか受賞。72年以来、約40年にわたり仏教を研鑽(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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