目次
日本国憲法を口語訳してみたら(原文あり)(前文;天皇;戦争の放棄;国民の権利及び義務;国会;内閣;司法;財政;地方自治;改正;最高法規;補則)
憲法がさらにもっとよくわかる!厳選コラム5(そもそも憲法ってなに?;「日本国憲法」はどうやってつくられたの?;憲法9条ってなんでそんなに重要なの?;女系・女性天皇についてこれだけは知っておこう!;「将来お世話にならない」とは決していいきれない生活保護ってなに?)
著者等紹介
塚田薫[ツカタカオル]
1989年愛知県生まれ。現在、愛知大学法学部法律学科に在籍中
長峯信彦[ナガミネノブヒコ]
愛知大学法学部教授。1965年、名古屋生まれ。早稲田大学法学部・同大学院法学研究科を経て、早稲田大学法学部助手。愛知大学法学部准教授を経て現職。専門は憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
74
ということでようやく順番が回って来たので借りて来た。前書き読んだら2ch経由はてぶで盛り上がって出版という流れだったんだねぇ。それはさておき、確かに噴き出すよーな言葉遣いになってるところも多いし、笑える突っ込み風コメントなんかもあって読みやすいんじゃなかろうか?という気はする。後半のコラムに関しては煮え切らないというかまぁ現状維持でね?って気分が伝わって来るし、今の社会状況だとこれが精一杯な気も。でも監修の教授が書いてるこの人の人となりというのが確かに出てて、ゆるくふわっと角突き合わせても(続2013/12/25
mai
54
ネットで評判になっていたので借りてみました♪学生の時に読んでいたらもっと楽しく勉強できたんだろうなぁ( ´ ▽ ` )ノ2014/10/11
にし
54
私は日本国憲法の事ざっくりとしか知らない。三権分立、基本的人権の尊重、戦争放棄うーん中学生レベル。口語訳なら読めるかもと手に取った本書は「そっか、そんな事書いてあるんだ。結構細かい所まで決めてるのね。」と憲法をより身近なものにしてくれた。後半の厳選コラムでは憲法の起源や生活保護、自衛隊その他モロモロを取り上げてて家庭教師のお兄さんに教えてもらってる気分。解釈云々言われてる昨今、「僕たちの憲法を今こそ考えよう」って重要な事かも。2013/10/02
sas
48
正に企画の勝利という本。現役の大学生が書いたそうだが、日本国憲法を口語訳で読もうという発想が素晴らしい。憲法を全文読めたのはこの本のおかげ。そうでなければ一生読むことがなかったかもしれない。憲法が意外にボリュームが少ないことに驚いた。さくっと読める。そして憲法がどのように作られたかも終盤に書かれていて勉強になる。憲法改正論議が出てきている昨今、そもそも憲法を読んだことがなければ良し悪しを判断できない。お勧めの良本。2014/03/20
河瀬瑞穂@トマト教司祭枢機卿@MMM団団長
45
非常に面白く、興味深かった一冊。もともと日本国憲法は口語で書かれていたわけですが、ソレをさらに身近な言葉、現代口語に書き直したという試み。それをすることで「日本国憲法の全文を読む機会を提供」しているのが、この本の大きな価値かもしれません。後半のコラムに関しては、筆者の「いい人」ぶりが伺えて、なんだか心温まりました。あとがきを読めばわかることではありますが、全編「ニュートラルであること」に、いかに心を砕いていたかが分かります。これは良書。ぜひ、一家に一冊(笑)2013/11/01